見てわかる!?水槽の水質悪化のサインや目安、水質改善の方法
熱帯魚が弱る!?やってしまいがちな原因は?
8分
熱帯魚を飼育していると熱帯魚が元気がなかったり弱っていたりする事ありますよね?
でも、病気じゃなさそうだし、何が原因なんだろう?と悩む事もあります。
実は病気じゃなくても熱帯魚が弱ってしまう事はよくあります。
この記事では熱帯魚が弱ってしまう原因をご紹介します。
飼育者であるあなたが弱らせてしまう原因を作っている場合も多いんですよ。
それでは、いってみましょう。
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熱帯魚が弱るのは病気だけじゃない!?
昨日までは元気に泳いでいたのに、朝見たら死んでいるなど突然熱帯魚が死んでしまう事があります。
もちろん寿命の場合もありますが、原因が分からないと困ってしまいますよね。
目で確認しても病気ではなさそうなのに、餌を全く食べなくなったり、元気がなく様子が変だったり
こういう場合にも原因はあります。
熱帯魚が弱ってしまう原因は実は病気だけではありません。
熱帯魚が弱ってしまう原因には病気以外にストレスや飼育者のミスがあります。
それではどんな事が熱帯魚が弱ってしまう原因になるのか詳しく見ていきましょう。
原因はあなた!?やってしまいがちな原因
熱帯魚が弱ってしまう原因にはいくつかあるのですが、だいたいは飼育者であるあなたが原因です。
ついついやってしまいそうなミスには次のようなものがあります。
- 水換え
- 水換えによる水温調節
- ろ過フィルターの掃除
- 餌のあげすぎ
- 魚にストレスを与えている
- 水合わせをしないで導入
水換えとか掃除って普通にやっている事ですよね?
でも、ポイントを抑えておかないと熱帯魚にストレスを与えてしまう事になるんです。
それぞれの原因について詳しくご紹介します。
水換え
水換えは実は熱帯魚にストレスを与えてしまいやすい作業なんです。
水換えをする場合、気を付けてほしいのが水を換える量です。
水を綺麗にしてあげようと思って、一回熱帯魚達をバケツに移して、水槽の水を全部換えていませんか?
私がホームセンターの熱帯魚コーナーで働いていた時も、お客様でこれをやっている方結構多かったです。
水槽の水を全部換えるというのは、絶対にやってはいけません。
弱らせるどころか最悪死んでしまう可能性もあります。
熱帯魚にとって急激な水質や水温の変化はとてもストレスになってしまいます。
水換えをする量は3分の1までにしてください。
水換えによる水温調節
夏などは水温がどうしても高くなってしまいがちです。
水換えをする時に水温を下げようと思って、冷たい水を入れていませんか?
その逆で、冬は水温を上げようとお湯などを入れたりしていませんか?
水換えで水温調節をしてしまうと熱帯魚達にとってはストレスになってしまいます。
その為、やってはいけない事です。
先程もご紹介したように、急激な水温変化は熱帯魚達にとってストレスです。
水換えで水温調節をすると、当然急激な水温変化が起こってしまいますのでやめましょう。
水換えをする場合は、新しく入れる水の温度が水槽の水の温度と同じになるようにしてください。
ろ過フィルターの目詰まり・掃除
ろ過フィルターは水槽の水をろ過し綺麗にしてくれる装置です。
このろ過フィルターを全く掃除しないで放っておくと、目詰まりしてしまい有害物質が水槽内に蓄積し、水質悪化を引き起こします。
水質が悪化すると熱帯魚が弱ってしまう原因になるので、ろ過フィルターは定期的に掃除しなくてはいけません。
実際熱帯魚の飼育をしてみると分かりますが、ろ過フィルターって結構汚れますよね?
でも、これってバクテリアが増殖している証拠だったりもするんですよ。
バクテリアが減少してしまうと、これも水質が悪化してしまうので、熱帯魚達にストレスを与える事になります。
ろ過フィルターは掃除が必要ですが頻繁に掃除すると、せっかく定着したバクテリアも洗い流してしまう事になります。
基本的には1ヵ月に1回軽く掃除する程度で十分です。
ろ過フィルターを掃除する時に水道水を使ってはいけません。
水道水で掃除してしまうとせっかく定着したバクテリアに大ダメージを与えてしまう事になります。
ろ過フィルターを掃除する場合は、完璧を目指さず素早く掃除しましょう。
餌のあげすぎ
餌のあげすぎも熱帯魚が弱る原因になります。
餌の量が多いと食べ残しが増えますし、魚の排泄物も多くなるので、水が汚れやすくなります。
餌のあげすぎは水質の悪化に直結するので、気を付けましょう。
餌のあげすぎにはもう一つ魚を弱らせる原因があります。
それは食べ過ぎです。
熱帯魚は餌を与えられたら与えられただけ食べます。
自分で食べる量を制御するという事は出来ません。
その為、餌があればいくらでも食べるので肥満体型になってしまいます。
魚は消化不良を起こしやすく、食べ過ぎると消化不良で弱ってしまい、最悪死んでしまう事もあります。
魚の数が多すぎる
熱帯魚を飼育しているといろんな熱帯魚を飼ってみたいという欲望が生まれてくるものです。
魚の数が多すぎるのはよくありません。
水槽に対して魚の数が多いとその分排泄物などで水が汚れやすくなります。
さらに魚同士のトラブルも増え、ぶつかったり、喧嘩したりなどで怪我をし、弱ってしまいます。
水槽に対して魚の数が多くなりすぎないように注意する事も必要です。
私達もそうですよね?
満員電車などは窮屈ですし、ストレスにもなりますよね?
熱帯魚達も同じなんです。
魚にストレスを与えている
実はあなたが知らないうちに魚達にストレスを与えている場合があります。
例えば、水槽のすぐ近くにドアがあったりしませんか?
頻繁に人が行き来するようなところに水槽を置いたりしていませんか?
水槽を叩いたら、熱帯魚がビックリしてストレスになるのですが、それに似たような事が水槽の近くで起きていないか確認しましょう。
水槽の置き場ひとつでも熱帯魚達にかかるストレスは違ってくるんですよ。
1日中うるさいところだと私達でもストレスが溜まりますし、それが続けば弱ってしまいますよね?
熱帯魚達も同じなので、ストレスをかけないように注意しましょう。
水合わせをしないで導入
これは意外とやってしまっている人が多いです。
私がホームセンターの熱帯魚コーナーで働いていた時もお客様でやっている方多かったです。
熱帯魚を購入して帰宅したら袋を開けてそのまま水槽に魚を導入するというのは、絶対やってはいけません。
熱帯魚を水槽に導入する時は必ず水合わせという作業が必要になります。
ショップの水と水槽の水は同じように見えて、全然違うものだという事を覚えておいてください。
水合わせしないで導入するのは、魚を弱らせるどころか死なせてしまう可能性も高いとても危険な行為です。
設備による原因
次に水槽の設備による原因で熱帯魚が弱ってしまうケースをご紹介します。
あなたの水槽は大丈夫ですか?
確認してみてください。
ろ過フィルターが強力すぎる
ろ過フィルターはワンランク上の能力のものを使用するのがおすすめなのですが、あまりにもパワーが強すぎるのも問題です。
水槽に対して能力が高すぎるフィルターはとても強い水流を水槽内に発生させます。
魚達は基本的に水の流れに逆らって泳ぐ習性があります。
その為、強い水流が日常的に発生していたら、ゆっくり休む事が出来なくなってしまうので、魚は弱ってしまいします。
ライトが強力すぎる
水草を育成していると強いライトが欲しくなりますし、明るくして熱帯魚を映えさせたいという気持ちはよく分かります。
しかし、強すぎる光は熱帯魚達にとってストレスになってしまいます。
水槽に対してライトが強すぎると熱帯魚は隠れるところがなくなってしまいます。
隠れるところがなくなってしまう=ゆっくり休めないという事になるので、熱帯魚達にはストレスが溜まってしまいます。
ライトの強さもストレスの原因ですが、ライトの照射時間も熱帯魚にはストレスを与えてしまう事になります。
私達も1日中ライトで照らされ続けたらストレスを感じますよね?
熱帯魚達も同じなので、水槽の照明の照射時間は長くても12時間ぐらいにするようにしましょう。
その他の原因
今までご紹介した以外にも熱帯魚を弱らせる原因があるので、ご紹介します。
いじめられている
病気以外で熱帯魚が弱る原因としてまず考えられるのは、いじめられている可能性です。
熱帯魚はとても種類が多く、攻撃性の強い魚や臆病な魚など様々な性格の魚がいます。
特に小さい魚に多いのですが、他の魚にいじめられている事でストレスを感じ弱っている場合があります。
よく観察しているといじめられているのは、なんとなく確認出来ます。
追いかけられたり、追いかけたりするような魚がいる場合は注意した方が良いです。
隔離してストレスから開放してあげる事も必要かもしれません。
餌が腐っている、カビが生えている
これは結構盲点かもしれませんね。
毎日与えている餌自体が原因になっているパターンです。
餌が腐っていたり、カビが生えている場合、その餌を食べた熱帯魚は消化不良を起こし、弱ってしまします。
餌をあげる前にニオイを嗅いで、変な臭いがしないか?など確認しましょう。
餌を購入してから半年以上経っているような場合、新しいものに買い替える事も検討した方が良いでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
今回は熱帯魚が弱ってしまう原因についてご紹介しました。
熱帯魚が弱ってしまうのは、病気だけではありません。
いろいろな原因をご紹介しましたが、水質悪化とストレスが魚を弱らせる原因です。
意外な事が熱帯魚達にストレスになっている場合もあります。
ドアの近くに水槽があって、ドアを閉めるたびに大きな音と振動があるetc...
実際、熱帯魚を弱らせている原因は飼育者の私達にある場合が多いです。
あなたの水槽に当てはまっていないか確認してみてください。