水槽用ヒーターの種類と選び方・電気代は?
生物 | 適した水温 |
---|---|
熱帯魚 | 22~28℃ |
金魚 | 15~25℃ |
メダカ | 22~28℃ |
エビ類 | 20~25℃ |
貝類 | 10~28℃ |
アロワナ | 27~32℃ |
ディスカス | 27~32℃ |
海水魚 | 23~27℃ |
水草 | 22~27℃ |
7分
日本には四季があります。
もともと熱帯や亜熱帯地域に棲む熱帯魚にとってはとても過酷な環境で生きていける世界ではありません。
その為、熱帯魚を飼育する場合、水槽の水の温度を管理してあげなければいけません。
たかが水温と思われるかもしれませんが、魚達にとっては命に関わる問題なんですよ。
この記事では水温管理の重要性と魚別の適正温度、季節に応じた水温管理の仕方などをご紹介します。
一般的な熱帯魚の飼育は何℃が良いのかもご紹介しますよ。
どうぞ、ご覧ください。
<広告>
日本では水温管理なしで熱帯魚を飼育する事は出来ません。
実際水温管理なしでも飼育可能な熱帯魚はいますが、ほとんどの熱帯魚は生きていけません。
熱帯魚だけではなく、犬や猫、私達人間にも生きるのに適した温度が存在します。
人間の場合、寒ければ着込めば良いですし、熱ければ上着を脱いだりしますよね。
しかし、ほとんどの生物はそんな事は出来ません。
しかも、小さな水槽の中で生きている熱帯魚達は適切な温度の場所に移動する事も出来ませんよね?
その為、適応出来ない水温になってしまったら、熱帯魚達は死ぬしか選択肢がなくなってしまいます。
だからこそ、飼育者である私達が管理してあげなければいけないんです。
日本には四季がある為、水温は季節によって大きく変化します。
その為、日本で熱帯魚を飼育しようと思ったら、水温の管理は必須になります。
アクアリウムで飼育される生物は様々です。
それぞれに適した水温が異なります。
ここではアクアリウムで飼育される生物別に適した水温をまとめてみました。
生物 | 適した水温 |
---|---|
熱帯魚 | 22~28℃ |
金魚 | 15~25℃ |
メダカ | 22~28℃ |
エビ類 | 20~25℃ |
貝類 | 10~28℃ |
アロワナ | 27~32℃ |
ディスカス | 27~32℃ |
海水魚 | 23~27℃ |
水草 | 22~27℃ |
大きく分類していますので、適した温度は実際に飼育する生物によって異なります。
あくまでも参考程度にしてください。
生物別にだいたいの適した水温をご紹介しましたが、これはあくまでも適している水温です。
実はたった1℃の差だけでも熱帯魚達の状態は結構変わってきます。
綺麗なアクアリウムを演出したいのであれば、状況に応じて1℃単位で水温を調節した方が良いです。
その為、1℃単位で温度が設定できるヒーターを利用した方が良いです。
熱帯魚達の状態が良ければ、病気にかかったりする事も少なくなるので、トラブルも起こりにくくなってきます。
それでは熱帯魚を飼育する場合は、何℃にすれば良いのでしょうか?
グッピーやネオンテトラ、コリドラスなど一般的な熱帯魚を飼育する場合、水槽の水温は26℃に設定しましょう。
一般的に熱帯魚を飼育する場合は、25℃か26℃に設定するのが良いと言われています。
しかし、ヒーターの性質を考えると25℃ではなく、26℃に設定するのがおすすめです。
ヒーターと言うのはだいたい1℃ぐらいの温度差があり、設定した温度より1度ぐらい低くなると作動して、設定した温度に戻します。
つまり、26℃に設定すると25℃に下がると作動するので、常にベストな水温をキープする事が出来るんです。
熱帯魚達には適応できる水温というのがあり、それを超えてしまうと最悪死んでしまいます。
まず水温が低い場合、熱帯魚達は大人しくなり、体力を温存するかのようにじっとしていて動かないようになります。
そして餌も食べなくなります。
これらの症状が見られる時は水温が低すぎる可能性があるので、適切な水温に戻してあげるようにしましょう。
熱帯魚にとって低水温も危険なのはなんとなく分かるかもしれませんが、実は高水温もとても危険で熱帯魚の命に関わります。
私達人間も気温が高いと熱中症になってしまいますが、それは熱帯魚達も一緒です。
水温が高いと熱帯魚達の免疫力は下がり、病気になりやすくなってしまします。
さらに水温が高いと水に溶け込む事が出来る酸素の量が減る為、酸欠に陥りやすくなってしまいます。
高水温だとバクテリア達もダメージを受けるので、水質が悪化しやすくなり、いい事はありません。
それでは水温が高くなりがちな夏場の水温管理の仕方についてご紹介します。
まず行ってほしいのがエアレーションです。
エアレーションというのは、ショップなどでもよく見かけるブクブク泡が出るやつです。
先程もご紹介したように、高水温だと酸欠に陥りやすくなります。
それを防ぐ為にエアレーションを強化してカバーしましょう。
冬場はヒーターを設置すると思いますが、夏場は水槽用のクーラーを設置するようにしましょう。
最近は地球温暖化の影響もあり夏の気温がとても高くなるので、水槽用のクーラーを設置する事をおすすめします。
でも、高いんでしょ?と思われるかもしれませんが、最近では水温を下げる為の小さな扇風機みたいな水槽用ファンが比較的お手ごろな価格で販売されています。
もし、水槽を設置している場所にエアコンがついているのなら、エアコンで室内の温度自体を下げるのも一つの手です。
しかし、これは結構な電気代がかかるので、あまりおすすめ出来ません。
室内に人がいる場合は一緒に涼めるので良いのですが、24時間つけっぱなしだとランニングコストがかかってしまいます。
夏場はどうしても水温が高くなるので、水温を下げてあげなければいけません。
しかし、間違っても水槽の中に氷を入れたり、ドライアイスを入れたりするような事はしないでください。
熱帯魚は急激な水温の変化に弱い生物ですし、氷やドライアイスで怪我をしてしまう可能性もあります。
これは意外にやっている方も多いと思いますが、水温が高いからといって、水換えで水温を調節するような事はやってはいけません。
水換えで水温を調節すると急激な水温変化が起こるので、熱帯魚達にダメージを与えてしまう可能性があります。
それでは次に水温が低くなる冬の水温管理についてご紹介します。
もともと熱帯・亜熱帯地方に住んでいる熱帯魚達にとって、日本の冬は生きていける世界ではありません。
その為、冬場の水温管理は必須です。
冬場の水温管理はヒーターを設置するだけなのでとても楽チンです。
ヒーターについては別記事で詳しくご紹介していますので、読んでみてください。
こちらも水温の急激な変化には注意が必要です。
間違ってもお湯を入れたり、焼けた石を入れたりなどはしてはいけません。
熱帯魚が火傷したり、熱で死んでしまう可能性があります。
いかがでしたか?
アクアリウムにおいて水温の管理はとても大切です。
たった1℃の違いでも、熱帯魚達の状態は変わります。
適切な温度で飼育してあげる事で綺麗なアクアリウムが出来上がりますし、トラブルも少なくなります。
日本には四季があるので、水温の管理はとても大切です。
冬場はヒーターを設置すると思いますが、最近は夏場はとても気温が高くなるので、クーラーも設置する事をおすすめします。
水温は熱帯魚達にとっては命に関わるとても重要な項目です。
しっかりと管理してあげましょう。
<広告>