【とても重要】熱帯魚の混泳!失敗しない為の注意点
明るい時はΩをひっくり返したような形だからΩアイって言われるんだね!!
イカツイ見た目が特徴的な熱帯魚
吸盤状の口がとても特徴的で、コケを食べてくれる熱帯魚としても人気のある『プレコ』。
可愛い熱帯魚ですが、飼育にはちょっと注意が必要だったりします。
そんなプレコの飼育について特徴・飼育のポイント・繁殖・種類などご紹介します。
それではいってみましょう。
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学名:Plecostomus
分類:ナマズ目ロリカリア科
吸盤状の口を持ち、ガラスなどにペタッと張り付いている事が多い熱帯魚です。
立派な美しいヒレが特徴的で種類によって模様もさまざまで、種類によっては鋭いとげを持っている種類もいます。
そんなプレコは夜行性で夜になると活動し始めますが、環境に慣れると昼間でも元気に動く姿を見る事が出来ます。
草食性の為、水槽などに生えるコケを食べてくれるお掃除屋さんとして非常に人気のある熱帯魚です。
さらにプレコの特徴的なところが目。
Ω(オメガ)アイと呼ばれていて、暗い時と暗い時で瞳孔の形が変わります。
明るい時はΩをひっくり返したような形だからΩアイって言われるんだね!!
プレコはナマズの仲間です。
夜行性で草食性のナマズの為、コケ取りとして導入される事が多い熱帯魚になります。
故郷は南米のアマゾン川流域です。
値段は種類によって全然違いますが、安いものだと1匹500~1000円程度、高いものだと数万円します。
体長は10~50cmぐらいになります。
買った時は小さいと思いますが、意外と大きくなるので知らないで買うと大変な事になるかもしれません。
プレコは種類によって大きさが全然違うのですが、大きなものだと1mを越えるようなプレコも確認されています。
性格はとても大人しいのですが、大きくなるにつれ、気が荒くなり縄張りを主張するようになります。
基本的には大きさの違う魚や攻撃するような魚でない限り混泳可能です。
ただ大きくなってくると縄張りを主張する為、注意が必要になってきます。
特に同種同士や同じ底層を泳ぐコリドラスなどを飼育している場合は注意が必要。
プレコ同士の喧嘩はまだ良いのですが、コリドラスなどはプレコに一方的に攻撃される事になります。
もしひどいようなら隔離する事も考えた方が良いでしょう。
好む水温:22~26℃
好む水質:弱酸性~中性
基本的に丈夫な魚なのですが、急激な変化にはついていけないので、導入時などは注意が必要になります。
プレコですが高水温に弱いです。
水温が高くなる夏場などは水温を下げる工夫が必要になってきます。
酸素不足の解消の為にエアレーションもするようにしてください。
飼育難易度 ★☆☆☆☆
基本的に飼育は簡単ですが、かなり大きくなる熱帯魚なので、水槽のサイズには注意しましょう。
餌はプレコ用の餌がおすすめです。
草食性の為、きゅうりやほうれん草なども食べますが、水質が悪化しやすくなる為、市販されているプレコ用の餌が良いでしょう。
流木に生えるコケなどを好んで食べる為、流木を入れてあげても良いと思います。
寿命は5~8年程度です。
10年以上生きたような個体も確認されています。
プレコは白点病やエロモナス病などを発症する多いので、注意が必要です。
さらに寄生されてしまう事も多い魚でイカリムシ症やウオジラミ(チョウ)にも注意してください。
しかし、プレコは病気になったら治すのが難しい魚で魚病薬にも弱いので、病気にならないようにする事がとても大切になります。
プレコですが、水草を育成する場合は相性が悪い熱帯魚と考えた方が良いと思います。
草食性の為、水草を食べてしまう事がよくあります。
アルビアス・ナナなど硬い水草なら大丈夫の場合もありますが、それでも食べられてしまう事がありますし、傷を付けてしまう事も。
さらに水草を育成する場合よく使うソイルを崩してしまう為、レイアウトが崩れてしまう事もよくありますし、潜り込もうとして水草を抜いてしまう事もよくあります。
プレコを飼育する場合は水草の育成は控えた方が良いでしょう。
プレコですが、繁殖は不可能でありませんが、とても難しいです。
オスとメスの判別ですが、体が大きく頭の横幅が広いのがオスになります。
まずは水槽の中にオスとメスを一緒に入れて産卵箱などの産卵できる場所を準備してあげてください。
この産卵箱や土管、プレコマンションなどを設置して上げる事で成功したケースが多いのでおすすめです。
環境を整えてあげ、プレコが卵を産んだら、卵が食べられたり、流されたりしないように隔離しましょう。
4~5日ぐらいすると卵が孵化します。
稚魚が確認できたら水質や水温をしっかり管理するようにしてください。
稚魚が動き回るようになったら、餌はプレコ用の餌をすり潰してあげるようにしてください。
プレコはとても多種多様で種類は300種類以上います。
ここでは一般的なもので入手しやすいものを4つご紹介します。
東南アジアでの養殖が盛んで、値段が安く流通も多いプレコです。
ほとんどの熱帯魚ショップで売られています。
大きくなるタイプなので、飼育する時は大きめの水槽(60cm以上)で飼育するようにしてください。
名前の通りあまり大きくならないプレコで、とても人気がある種類です。
その名の通りトラ柄のような綺麗な縞模様がとても特徴的なプレコです。
値段が比較的安い為おすすめのプレコです。
比較的最近見つかられて種類で白と黒の縞模様がとても美しいプレコです。
サイズも小さめの為、とても人気のある種類ですが、値段がかなり高く1匹1万円以上します。
プレコは比較的大きくなる熱帯魚になります。
購入した時はかなり小さいと思いますが、けっこう大きくなります。
種類にもよりますが、小さくても10cm以上にはなりますし、流通の多いセルフィン・プレコは50cmぐらいになります。
購入する場合は大きくなる事を頭に入れた上で飼育環境を準備するようにしてください。
プレコですが、性格が大人しいので、基本的に混泳は可能です。
しかし、大きくなるにつれ気性が荒くなってきますし、縄張りも主張します。
特にプレコ同士の縄張り争いの喧嘩をする事があるので、注意をしてください。
低層を泳ぐコリドラスにも攻撃する場合があります。
その場合コリドラスが一方的にやられる事になるので、注意が必要になります。
プレコですが草食性の為、水草を食べてしまう可能性がとても高いです。
水草水槽との相性が悪い熱帯魚なので、水草を入れる場合は導入しない方が良いでしょう。
さらに、ソイルを崩してしまったり、潜り込もうとして水草を抜いてしまったりなどもよくあります。
水草とプレコは一緒にしない方が良いと考えた方が良いと思います。
いかがでしたか?
今回は熱帯魚の中でも人気の高いプレコをご紹介しました。
水槽の掃除屋さんとしても人気のある熱帯魚ですが、単独で飼育される方も多く、ファンの多い熱帯魚でもあります。
飼育自体は簡単ですが、水草水槽に入れると水草を食べてしまう可能性が高いので、水草とは一緒にしないようにしましょう。
比較的大きくなる魚なので、飼育する場合は小さくても60cmぐらいの大きな水槽で飼育するようにしてください。
見た目はイカツイ熱帯魚ですが、とても可愛い熱帯魚でもあり、初心者の方にもおすすめの熱帯魚プレコ。
ぜひ、挑戦してみてください。