【とても重要】熱帯魚の混泳!失敗しない為の注意点
熱帯魚の王様!!
ディスカスを飼育しよう!!
熱帯魚の王様と呼ばれる熱帯魚『ディスカス』。
非常に人気の高い熱帯魚でその地位を不動のものにしているアクアリストなら1度は飼育してみたい魚です。
そんなディスカスの飼育について特徴・飼育のポイント・繁殖・種類などご紹介します。
どうぞご覧ください。
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ディスカスってどんな熱帯魚?
学名:Symphysodon aequifasciatus
分類:ベラ目シクリッド科ディスカス属
特徴は?
ディスカスは円盤のような独特なフォルムと優雅な泳ぎ、鮮やかな色彩など、非常に人気が高く多くの人を魅了している『熱帯魚の王様』です。
ディスカスの呼び名は円盤(disc)から由来したものです。
アクアリストなら1度は飼育してみたいと思う熱帯魚でもあります。
アクアリウム界では中型の魚で、品種改良がとても盛んで、バリエーションが豊富です。
どの種類の熱帯魚?
ディスカスはシクリッドの仲間です。
縄張りを持つので、縄張り内に入る他個体を威嚇し攻撃する習性があります。
故郷はどこ?値段は?
故郷は南米のアマゾン川の流域です。
値段は種類によります。
安いものだと1匹1000円ぐらいから売っていますが、高いものだと10万円という値がつく事もあります。
どれぐらいの大きさになるの?
体長は大きなもので20cmぐらいになります。
円盤型をしている為、体高ありますので、大きな水槽が必要になります。
飼育のポイント
性格は?混泳は可能?
性格ですが、神経質で臆病だと言われていますが、一般的にシクリッドの仲間なので、気性が荒く、縄張りを主張してきます。
その為、混泳は難しい熱帯魚だと考えてください。
幼魚の時は臆病な為、隠れて出てこなかったりしますが、成長するにつれ縄張り意識が強くなり、他の魚を攻撃するようになります。
水温・水質について
好む水温:27~32℃
好む水質:ph6.0までの弱酸性から中性
一般的な熱帯魚達より高水温を好む為、ヒーターは必須です。
原種はとても水質管理がシビアになりますが、改良品種や養殖個体は一度コツをつかめば容易で飼育は可能です。
飼育難易度は?餌は?
飼育難易度
★★★★☆~★★★★★
ディスカスは飼育難易度は高めです。特に原種はとても難しいと思います。
餌はディスカス用の餌か生餌がオススメです。
寿命は?かかりやすい病気は?
寿命は5~10年程度ですが、飼育環境に依存します。
かかりやすいとされる病気は白点病や腹水病、ディスカス・エイズ、ヘキサミータ病、エラ病などです。
ディスカスは特殊な病気にかかる事があるので、注意が必要です。
どれぐらいの水槽が必要!?
ディスカスですが、群れを作って泳ぐ習性がある為、複数で飼育してあげないといけません。
性格が神経質で臆病な為、単独飼育するとストレスで発色が悪くなり、物陰から出てこなくなります。
中型の熱帯魚になりますので、幼魚の時は60cm水槽で大丈夫ですが、成魚を2匹で飼育するなら60cm水槽、90cm水槽なら5~6匹、120cm水槽なら7~8匹ぐらいです。
ディスカスの繁殖
繁殖は容易?オスとメスの見分け方は?
ディスカスの繁殖は可能ですが、簡単ではありません。
オスとメスの違いですが、専門家の方でも判別が難しいと言われています。
基本的に体が大きくて気が強く、模様が綺麗な方がオス、メスはちょっと小さく大人しく、模様の綺麗さもオスには劣ると言われています。
水槽の準備
ディスカスは子育てもする熱帯魚なので、落ち着いた環境を提供してあげなければいけません。
その為には、隔離してあげる必要があるのですが、ディスカス自体が大きい為、60cm以上の水槽が必要になってきます。
ディスカスの繁殖
飼育しているディスカスの中にペアが出来たら、隔離してあげましょう。
この時に産卵筒というものを入れてあげると良いと思います。
この産卵筒やガラスの表面などに産卵します。(大体夕方が多いです。)
ディスカスが産卵したら、あとは手を出さずにそっと見守ってあげましょう。
子育て中のディスカスはとても神経質なので、ストレスを与えないようにしましょう。
稚魚が孵化したら、稚魚は親の体から分泌されるディスカスミルクで成長していきます。
しかし、これでは不十分なので、3日目ぐらいからブラインシュリンプを与えるようにしてください。
2週間ぐらい経つと、神経質にならなくて大丈夫です。
この頃から、ディスカスの稚魚が親の体にくっついて、一緒に泳ぎまわる神秘的でほほえましい光景が見られると思います。(感動しますし、よくテレビとかで見る、大きなサメと一緒に泳いでいる小さな魚みたいです。)
刺激を与えないように注意しながら水換えをし、普通の状態に戻していきましょう。
その後、親魚が子どもを嫌がるような光景が見られるので、親と子どもを隔離して、子ども達にはブラインシュリンプを与えながら、育てましょう。
ディスカスの種類
ディスカスは主に4つの原種と改良品種のものに分かれます。ここでは流通しているディスカスをご紹介します。
ヘッケルディスカス
世界で初めて認知された原種の1つで、開発者であるヨハン・ヤコブ・ヘッケルの名前にちなんで名付けられました。黄色またはエンジ色の体に大きな縦模様が入ったディスカスです。
グリーンディスカス
アマゾン川の一番上流域に生息している最も流通量の多い原種です。黄色い体に赤いスポットが入ったディスカスです。
ブルーディスカス
アマゾン川の中流域に生息している原種です。その名の通り青く光る模様が特徴的なディスカスです。
ブラウンディスカス
アマゾン川の一番下流に生息している原種です。ほとんどオレンジに近い黄色い体色で、魚体が黒く縁取られているのが特徴的なディスカスです。
ターコイズディスカス
体色が青い改良品種はターコイズ系と呼ばれていて、青い宝石のような発色が美しいディスカスです。
ビジョンブラッドディスカス
体色が赤色の改良品種はビジョン系と呼ばれていて、赤い体色と全身または一部に入るスポットが特徴的なディスカスです。
飼育のコツ・注意点は?
水質に注意が必要!?
ディスカスは水質に敏感で難易度が高いイメージが強いですよね。
原種は確かに水質にシビアだったりしますが、実際飼育してみて水質が合わないから死んでしまったという事はありません。
比較的容易に飼育出来ると思いますし、とても美しい熱帯魚なので、ぜひ、挑戦してみてください。
餌にはちょっと注意が必要!?
ディスカスは個体によっては人工飼料や乾燥餌を受け付けてくれない場合があります。
その場合、ディスカスハンバーグか冷凍アカムシなどを与えるしかないのですが、どうしてもバランスが偏ってしまいます。
ディスカスは成長すればするほど餌付けが難しくなるので、早いうちから人工飼料を与えて餌付けする事が大切です。
まとめ
熱帯魚の王様といえば、やっぱりディスカスです。
優雅でとても美しい姿は人々を魅了し、とても高い人気を誇っています。
飼育しやすい熱帯魚ではないのは事実ですが、イメージするほど難しい事も無いと思いますので、ぜひ、挑戦してみてください。