アクアリウムの水質チェックと調整方法
ディスカス以外の魚の場合、エロモナス病の可能性が高いよ!!
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熱帯魚の病気の中でもディスカスに多く発生する病気『ヘキサミータ病』。
妙に痩せたり、白いフンをするようになってしまう病気です。
熱帯魚がヘキサミータ病になるとどうなるのか?具体的な症状と治療法、さらに原因や予防する方法をご紹介します。
治療用は駆除用ハンバーグを与えて、エアレーションで様子を見てください。
それではいってみましょう。
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ヘキサミータ病は特にディスカスによく見られる病気で、白いフンをするのが特徴的な病気です。
熱帯魚がヘキサミータ病になってしまった場合、どうなるのか具体的に見ていきましょう。
目の上に2~3個の白っぽいニキビのような吹出物がみられたり、長い紐(ひも)のようなフンをします。
この段階では、あまり気付かないかもしれませんが、糞がいつもと違い長い紐のようなら様子を見ましょう。
あまり餌を食べなくなり、白い糞をするようになります。
体色もおかしくなり、痩せていきます。
毎日熱帯魚を観察していれば、この段階で気が付くと思いますので、すぐ治療しましょう。
お腹に水が溜まり、死に至ります。
白いフンをした時点で病気であると判断しても良いと思いますが、エロモナス病の事が多いです。
もし、病気にかかったのがディスカスなら、ヘキサミータ病の可能性があります。
ディスカス以外の魚の場合、エロモナス病の可能性が高いよ!!
基本的に水質が良ければ、発症しないと思います。
ヘキサミータ病の治療ですが、発病している魚に食欲があるようなら、駆除用のハンバーグを与えてください。
もし食欲が無い様なら、水温を32℃まであげ、フラジールを50リットルに対して1錠入れて、3日間薬浴を行います。
その後1/3水換えをして完治するまで繰り返してください。
水温が高く、酸欠状態になりやすい為、エアレーションを強めにしてあげてください。
病気が治った場合、ろ過フィルターに活性炭や水槽に麦飯石溶剤を水10リットルに対して15cc入れて、一晩置いてください。
その後水槽の下の方についている白い粉を水と一緒にホースで取ってください。
フラジールは手に入らないかも!?駆除用ハンバーグで治療する方向で考えた方が良いです。
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ヘキサミータ病の原因ですが、鞭毛虫ヘキサミータ、スピロヌクレウスが腸内に寄生・繁殖する事によって起こります。
それが原因で腸炎を引き起こし、多量の粘液が分泌される為、白いフンをするようになります。
さらに症状が進行していくと、他の内臓器官にも鞭毛虫が進入してしまいます。
ヘキサミータ病は、水質が良ければ発病しません。
その為、水質の管理をしっかり行えば、予防出来ます。
ディスカスは基本的に水質にシビアな面があるので、毎日pH測定をし、管理してあげる事が大切です。
魚がストレスで弱っていると病気にかかりやすくなる為、ストレスを与えない環境作りもしてあげましょう。
今回はディスカスが多く発症する病気『ヘキサミータ病』についてご紹介しました。
もしディスカス以外の他の魚が同じような症状になった場合は、違う病気(エロモナス病)を疑ってください。
同じ白いフンをする病気でもエロモナス病の方が多いです。
ディスカスにこの症状が出た場合はヘキサミータ病の可能性があるので、駆除用のハンバーグなどを与えて様子を見ましょう。
ディスカスは水質にシビアな面がありますが、水質管理がしっかり出来ていれば、あまり発病しない病気でもあります。
日頃の管理をしっかりするように心がけましょう。
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