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2021-06-308分
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水草水槽ってとても綺麗ですよね?
綺麗な水草水槽に憧れて水草を育て始めたものの・・・枯れてしまった!?
そんな経験をお持ちの方も多いと思います。
水草も生物なので、成長できる環境を作ってあげなければ、当然ですが枯れてしまいます。
この記事では水草が枯れてしまう理由と改善の方法についてご紹介します。
原因を見つけてあげて、改善してあげれば、水草が面白いように成長し始めますよ。
それではいってみましょう。
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水草が枯れるといっても初めて水草を育てる方にとってはどういう状態のことなのか、わからないですよね。
そこでまずは水草が枯れるとどうなるのかをご紹介します。
ひとことで枯れると言っても実は大きく分けると3つの症状があります。
水草が枯れるとこのような状態になりますが、実は原因を特定するのは難しいです。
水草というのはいきなり枯れるわけではありません。
水草は環境が合わないと細胞がゆっくりと破壊されて枯れていきます。
さらに熱帯魚のように見た目に現れる事がないので、どうしても気付くのが遅れてしまったりします。
先程もご紹介したように、水草が枯れた原因を特定するのは結構難しいんです。
水草が枯れる根本的な原因として光合成が上手に出来ていない場合が多いのですが、他の原因も多くあります。
その為、もし水草が枯れてしまった場合、水槽の環境をチェックして原因を探りましょう。
原因を見つけて改善してあげれば、水草は面白いように成長を始めてくれますよ。
熱帯魚同様水草にも適応出来る水温があります。
特に水草にとって30℃を超える高温の環境はご法度。
水草が暑さにやられてしまって傷みますし、そこから腐って枯れてしまいます。
逆に低水温になると水草の活動が鈍くなってしまい、光合成が出来なくなってしまう為、枯れてしまいます。
水草も水温がとても重要になるので、水槽には温度計を必ず設置するようにしましょう。
熱帯魚を育てるのに水温を気にする人は多いのに、水草になると気にしない人が結構いますが、水草にとっても水温は重要です。
種類によって違いはありますが、一般的に水草の飼育は23~26℃ぐらいの温度が適温です。
【適切な温度がある!?】熱帯魚水槽の水温管理をしよう!!
熱帯魚もですが、水草にも適した水質というものが存在します。
水草は基本的に弱酸性の軟水を好みます。
生命力が強いのである程度は適応してくれるのですが、水質が悪化したり、水換えなどによる急激な水質の変化によって、適応出来なくなると枯れてしまいます。
水質が原因の場合、水草は根元から腐ってしまい、葉が下の方から茶色くなって腐ってしまいます。
まずは水換えをして様子を見てあげましょう。
それでも枯れていまう場合は、水草が好む水質に調整してあげましょう。
種類にもよりますが、多くの水草はpH6.0~7.0の弱酸性から中性、GH2~4ぐらいが最適です。
【水槽の水質】水質を表す指標とチェック、調整の仕方
と言われても、初心者の方にとっては難しいですよね?
そこでおすすめなのが、ソイルを使う方法です。
水草を育成は水質の面も含めてソイルが適していると言われています。
底床にソイルを敷いてあげるだけで、水質を調整してくれます。
水草も植物なので光合成をします。
光合成を行う為にはCO2が必ず必要になります。
CO2が不足していると光合成がうまく出来なくなってしまうので、水草は枯れてしまいます。
CO2を添加してあげましょう。
CO2自体は大気と接する水面から溶け込むのですが、水槽環境では十分ではない事が多く、CO2を添加してあげないといけません。
添加なしでも十分に育つ水草も存在しますが、上手に育たない水草も多く存在します。
CO2の添加についてはちょっと扱いにコツがいります。
説明するととても長くなるので、ここでは割愛しますが、勉強してからにしてください。
【水草水槽のCO2】添加方法と濃度の目安は?
光合成を行う為には、光がとても重要になってきます。
光合成をする為にはどうしても光が必要になりますので、光量が不足していると上手に育たず、枯れてしまう事があります。
さらに詳しい事を言うと、水草が光合成を行う為に必要な光の波長が含まれていないと枯れてしまいます。
これはちょっと難しい話になるので割愛しますが、水草が光合成する為にはどんな光でも良い訳ではないんです。
水草に適した照明!!照明の種類と照射時間
水草を上手に育成する為には、照明選びが重要になります。
もし、水草が枯れてしまうのであれば、水槽を明るい場所に移動するか、照明を変える事が必要になります。
水草育成を視野に入れて開発されているライトに交換するのも良い方法です。
詳しい事を説明すると長くなりますし、別記事にまとめていますので割愛しますが、
照明を選ぶ時は、水草が光合成を行うのに必要な波長帯は600~700nmの赤系の光と400~500nmの青系の光を含む照明に交換しましょう。
実は照明自体が問題ではなく、水草が問題の場合があります。
えっ!?水草が原因ってどういう事って思いますよね?
照明は十分なんですが、他の水草が光をさえぎっていて、光が十分に届かず枯れてしまう場合があります。
この場合は水槽の中をよく見てください。
特に浮き草を入れている場合などに多いのですが、水草の影になっているところに水草があったりしませんか?
その場合はトリミングしたり、取り除いたりして、光が当るようにしてあげましょう。
水草は光とCO2をあげておけば育つ訳ではありません。
環境だけ整えたら放っておけば育つと誤解している方も多いです。
水草も他の植物同様に十分な栄養を得られなければ、枯れてしまいます。
水草が必要とする栄養にはたくさんの種類があります。
これをバランス良く吸収する事で水草は育つので、ひとつでも欠けると成長出来ません。
栄養が足りていないと茎が細くなってしまったり、白い葉が生えてきたりするような症状が現れます。
じゃぁ、とにかく栄養を入れてあげれば良いと思われるかもしれませんが、栄養が多すぎると水質悪化に繋がっていき、水草が枯れてしまいます。
難しい事は割愛しますが、実はいくらたくさん栄養を与えても、全て吸収する訳ではありません。
栄養が多すぎる場合は、水換えをしてあげる事で解決出来てしまいます。
逆に足りない場合は、足りない栄養素を必要な分だけ添加してあげれば良いです。
水草の肥料については、扱いにコツが必要でちょっと難しい話になりますし、長くなります。
別の記事に詳しくまとめていますので、そちらで勉強してから改善をしましょう。
【水草に必要な栄養素】水草の症状から見る原因と追肥の仕方
実は水槽環境ではなく、水草自体に問題があって枯れてしまっている場合があります。
それはショップなどで水草を購入したその時点で、もう状態が悪い場合です。
状態の悪い水草を植えても、枯れてしまう可能性はとても高くなります。
状態の良い水草を見分ける方法は別記事で詳しくご紹介していますので、ぜひ読んでみてください。
【○○の状態を見る!!】状態の良い水草の見分け方
水草が枯れてしまう場合、水草そのものの問題と環境の問題があります。
どちらの場合も共通して言える事が、葉や茎が一度枯れてしまったら、元に戻す事は出来ないという事です。
じゃぁ、復活させる出来ないじゃん!?って思いますよね?
確かに枯れた葉や茎そのものを復活させる事は出来ません。
復活させる為には新芽を出させて成長させるしかありません。
その為、水草が枯れてしまった場合、枯れてしまった部分を速やかにカットし、水槽から取り出してください。
水草の元気な部分を残してあげる事で、残った部分が芽を出し、成長していきます。
枯れてしまった部分を取り出さないと元気な茎や葉も侵食されてしまい枯れてしまいます。
枯れてしまった場合は、素早く枯れた部分を取り出してしまいましょう。
今まで枯れてしまった水草についてご紹介してきましたが、実は枯れてしまったと思いきや実は枯れていないという水草も意外に存在します。
アクアリウムではとてもメジャーなクリプトコリネという水草があるのですが、この水草は環境が変わると葉が全て枯れてしまいます。
その後、何もなかったかのように新しい葉が生えてきます。
環境が変わると一度枯れて、また復活するような水草もありますので、注意が必要です。
いかがでしたか?
今回は枯れる原因や復活の方法などをご紹介しました。
説明すると長くなってしまうので、割愛した部分が多いので、気になる方は下の関連記事のところに詳しい説明
水草が光合成を行う上で重要なのが、水(水温・水質)、CO2、光(光量・波長)の3つです。
ご紹介した水草が枯れる原因がほとんど含まれていますよね。
光合成がきちんと出来る環境を整えてあげる事で、水草はどんどん成長するようになります。
光合成だけでなく、栄養も必要なのですが、『肥料=栄養の塊』ではないので注意が必要です。
水草の肥料は扱いが難しいので、勉強してから行うようにしてください。
枯れてしまった水草をそのままにしておくと、元気な葉や茎も枯れてしまうので素早く取り出しましょう。
一度枯れてしまったら元には戻せないので、環境を改善してあげて新しい芽が出るのを待ちましょう。
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