【とても重要】熱帯魚の混泳!失敗しない為の注意点
コップでも飼育できちゃう魚!?
アカヒレを飼育しよう!!
水質の変化にとても強く、アクアリウムの入門魚として打ってつけのアカヒレ。
もしかしたら、アカヒレという名前よりもコッピーという名前で知っているかも知れない魚です。
コップでも飼育できてしまう驚くべき魚です。
そんなアカヒレの飼育について特徴・飼育のポイント・繁殖・種類などご紹介します。
どうぞ、ご覧ください。
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アカヒレってどんな熱帯魚?
学名:Tanichthys albonubes
別名:コッピー
分類:コイ目コイ科タニクシス属
アカヒレの特徴は?
アカヒレはその名の通り、赤い尾ヒレが魅力的な魚で、水温変化にも水質悪化にも強く、初心者でも安心して飼育できる魚です。
コップでも飼育できることから『コッピー』と呼ばれる事もあります。
しっかり飼い込むと、すごく綺麗になる魚です。
パイロットフィッシュとしてもとてもよく知られている熱帯魚です。
アカヒレはどの種類の熱帯魚?
アカヒレはコイの仲間に分類されます。
熱帯魚コーナーで売られていることが多いですが、実は熱帯魚ではありません。
熱帯魚ではなく温帯魚という部類に入ります。
アカヒレの故郷はどこ?値段は?
故郷は中国の広東省にある白雲山と香港の一部、さらにベトナムなどです。
値段は種類にもよりますが、1匹50円前後~売られている種類もあります。
アカヒレってどれぐらいの大きさになるの?
体長は大きなものでも5cmぐらいです。
アカヒレはコップでも飼育できる!?
アカヒレは小さなコップでも飼育が可能です。
温帯魚の為、水温が10℃を下回らなければ、ヒーターは必要ありません。
実際は10℃以下でも大丈夫なのですが、冬眠状態に入ってしまうので、動かなくなります。
元気に泳ぐ姿を見たければ、ヒーターを使った方が良いです。
同じコップでも飼育できる熱帯魚にベタがいます。ベタは空気で呼吸できる為、コップでの飼育が可能ですが、アカヒレは違います。
実はアカヒレは酸欠にとても強い魚なんです。
その為、小さな容器での飼育が可能という訳です。
飼育のポイント
性格は?混泳は可能?
性格はとても温和で大人しいです。
大きさの違いすぎる魚や攻撃性のある魚以外は混泳可能です。
水温・水質について
好む水温:15~28℃
好む水質:弱酸性~弱アルカリ性
水温・水質ともに適応できる幅がとても広いです。
実際にやってみたことはありませんが、水道水でも飼育できるくらいタフみたいです。
飼育難易度は?餌は?
飼育難易度 ★☆☆☆☆
とても丈夫な魚で飼育も簡単なので、初心者の方にオススメです。
餌は浮遊性の餌がオススメです。
寿命は?かかりやすい病気は?
寿命は2~3年ぐらいです。
タフな生体なのですが、一般的に白点病や水カビ病にかかりやすいとされるので注意が必要です。
アカヒレの繁殖
繁殖は容易?オスとメスの見分け方は?
アカヒレの繁殖は容易です。
オスは直線的な体つきで腹ビレが大きく台形、ヒレの赤色が濃いです。
一方、メスはお腹がふっくらしていて、腹ビレが小さく三角形、ヒレの赤色が淡いです。
繁殖について
春になって水温が上がってくると繁殖しやすいとされますが、ヒーターなどで水温を20〜25℃を維持してあげれば、季節に関係なく繁殖します。
産卵期になるとオスがメスに体をぶつけたり追いかけるといった行動が頻繁に見られます。
産卵時期になるとメスはお腹が膨らんできます。
健康的なオスとメスを水槽の中に一緒に入れておけば自然に繁殖してくれます。
しかし、アカヒレのメスは卵を適当にばらまき、オスは卵を見つけると食べてしまう為、卵は必ず隔離してください。
そのままだと卵がオスに食べられてしまい全滅してしまう事があります。
卵を隔離したら、ウィローモスなどの水草を入れてあげましょう。
稚魚は大きな餌は食べれません。ウィローモスなどに発生した微生物を食べます。
稚魚がとても小さい為、混泳している魚や成魚のアカヒレ、ミナミヌマエビに食べられてしまうので、隔離は必須です。
稚魚が泳ぎ出し、1週間くらいしたら、ブラインシュリンプをあげましょう。
食べるとお腹が赤くなるのでよく分かると思います。
15℃を下回ると餌を食べなくなってしまうので、水温管理にも注意が必要です。
アカヒレの種類
アカヒレには様々な改良品種がいます。代表的な4種類についてみていきましょう。
ノーマルアカヒレ
最も一般的で基本的な品種です。
原種に近い品種なので飼い易さ抜群です。
値段もとても手ごろで50〜100円ぐらいで売られています。
ゴールデンアカヒレ
アカヒレの突然変異によって誕生した改良品種です。
全身が透き通ったライトイエローで、尾ヒレやエラ部分の赤がよく映えます。
光の加減によって目の周りが青く輝き、成長すると、淡い黄色が黄金のように変化します。
その神秘的な美しさはまさに奇跡のようで飼い込みがいのある魚です。
性格がやや荒いので混泳にはちょっと不向きです。
値段は70〜150円ぐらいでとても手ごろです。
ロングフィンアカヒレ
大きなヒレが優雅な人気の改良品種です。
この品種はヨーロッパタイプと東南アジアタイプがあります。
ヨーロッパタイプは濃い赤が特徴的でヒレにゆったりとした曲線が現れます。
東南アジアタイプはすっきりとしたヒレで魅力的な赤色が映えます。
値段がちょっと高めの400〜1000円ぐらいです。
ヒレの美しさから値段も若干高くなるようです。
ベトナムアカヒレ
ベトナム北部で発見された品種です。
ノーマルタイプに比べ黒いラインが目立ち、口紅を塗ったように口元が赤いのが特徴的で、ひとまわり小さい品種です。
熱帯が原産の為、低水温に弱いです。
値段は200〜800円ぐらいで最近は比較的安く手に入れる事が出来るようです。
飼育のコツ・注意点は?
タフだけど病気に注意
とてもタフで水温も水質も適応範囲が広いのですが、あまりに急な変化だと体調を崩してしまいます。
かかりやすい病気があるので、ある程度の水温・水質の管理は必要です。
稚魚の飼育は注意
稚魚はとても小さい為、隔離が必要ですし、餌にも注意が必要ですし、水質・水温管理も必要です。
稚魚の飼育は少し神経質になる必要があります。
まとめ
アカヒレはとても飼育も簡単で繁殖も容易です。
コップの中でも育てられるという驚くべき熱帯魚です。
稚魚の飼育はちょっとシビアかもしれません。
タフな魚ですが水温を一定に保って上げる事が大切だと思います。
初心者にとてもオススメの熱帯魚なので、ぜひ、挑戦してみてください。