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パイロットフィッシュとは?役割やおすすめの魚は?
7分
パイロットフィッシュとはどんな魚の事かご存知でしょうか?
とても重要な役割を持っている魚ですが、パイロットフィッシュという名前の魚がいるわけではありません。
パイロットフィッシュとは水槽立ち上げ時のテストをする魚です。
今回はパイロットフィッシュの役割と選び方、注意点についてご紹介します。
パイロットフィッシュとしておすすめの熱帯魚もご紹介しますよ。
どうぞ、ご覧ください。
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パイロットフィッシュとは何?
今回のテーマ『パイロットフィッシュ』とはどんな魚なのでしょうか?
パイロットフィッシュとは、水槽の立ち上げ時に水槽の水質をチェックしたり、生物ろ過の環境を作る為のテスト役の魚の事です。
簡単に言うと、水槽を新しく立ち上げた時に一番最初に棲んでもらう魚です。
別名スターティングフィッシュやテストフィッシュとも呼ばれたりします。
実際パイロットフィッシュと呼ばれる魚や種類があるわけではありません。
水槽を立ち上げた場合、その水槽に本当に問題が無いかは魚を入れてみないとわかりません。
そこで本命の魚を入れる前にパイロットフィッシュで環境を整える事が必要になってきます。
パイロットフィッシュの役割
なぜ、本命の魚じゃなくて違う魚を入れる必要があるの?と疑問に思いますよね?
パイロットフィッシュの一番の役割はバクテリアを増やす事です。
立ち上げたばかりの水槽は当然ですが、ろ過バクテリアが少ない状態ですし、生物ろ過も機能していません。
実際魚を入れて餌を与える事で糞をし、それを餌とするろ過バクテリアの増殖を早め、水槽内の環境を整える事が出来ます。
そして、もう1つの役割がパイロットフィッシュの役割は熱帯魚が飼育できる環境になっているかチェックする事です。
水槽を立ち上げて、いざ水槽の中に入れたら、体調をを崩したり、元気がなくなったりする熱帯魚もいます。
水槽の準備が終わって、水を入れても、本当に魚を飼育できる環境かどうかは、実際に魚を入れてみないとわかりません。
パイロットフィッシュは水槽の環境をチェックする為の先遣隊のような感じです。
パイロットフィッシュの選び方
環境がまだ整っていない水槽で生活してもらう事になるので、どんな魚でも良いというわけではありません。
パイロットフィッシュとして入れる魚には以下の条件を満たしている魚を選ぶようにしましょう。
- 丈夫な魚
- 性格が温和で大人しい
- 安価な魚
- 水槽の中に入れたい魚
環境が整っていないので、多少の水質変化にもびくともしない丈夫な魚である事が必要です。
言い方は悪いですが、死んでもダメージが少ない安い魚でないと、もし本当に死んでしまった時にリスクが高くなります。
最初に入れたパイロットフィッシュが気の強い攻撃性のある魚だと、後で入れた本命の魚をいじめてしまう事があるので、温和で大人しい魚を選びましょう。
パイロットフィッシュは別に選ぶ必要は無く、自分が飼育したい熱帯魚の中から選びましょう。
パイロットフィッシュとしておすすめの魚は?
パイロットフィッシュは、どんな魚でも良いわけではありませんが、飼育したい魚とは別に選ぶ必要もありません。
基本的に飼育したい熱帯魚の中から選ぶ事をおすすめします。
どの魚を入れようか決まってない方の為に、ここではパイロットフィッシュにおすすめの熱帯魚を5つ紹介します。
ブラックモーリー
パイロットフィッシュとして、私が最もおすすめするのは、ブラックモーリーです。
高級な熱帯魚を飼育する時など、ベテランのアクアリストの方がパイロットフィッシュとして使います。
なぜおすすめかというと、丈夫な魚である上に熱帯魚が最もかかりやすい病気の白点病にかかるとわかりやすいからです。
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アカヒレ
パイロットフィッシュとしてとても人気があるのが、アカヒレです。
水温・水質変化にとても強く、コップでも飼育できてしまう程の丈夫さを誇ります。
パイロットフィッシュとしては最適な熱帯魚です。
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プラティ
水温・水質変化にとても強い丈夫な魚のプラティもパイロットフィッシュとしてはとても向いています。
種類がとても豊富なプラティですが、どの種類もとても丈夫なので、好みの色や色彩のプラティを選ぶ事が出来ます。
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ラスボラ(エスペイ・ヘテロモルファ)
明るいオレンジ色が特徴的なラスボラ・エスペイやラスボラ・ヘテロモルファもとても丈夫な熱帯魚なので、パイロットフィッシュとしては最適です。
食欲旺盛でよく食べてくれますし、性格もとても温和なので、おすすめです。
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ネオンテトラ
熱帯魚の代表格でもあるネオンテトラもパイロットフィッシュに適した熱帯魚です。
比較的丈夫な熱帯魚ですし、性格も温和、さらにとても安いのでおすすめです。
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パイロットフィッシュ飼育の注意点
それでは実際にパイロットフィッシュを飼育する上での注意点について詳しくみていきましょう。
入れるタイミングと飼育する期間
水槽に水を張り、ろ過フィルターを数日間回したら、パイロットフィッシュを投入しましょう。
パイロットフィッシュのみで飼育する期間ですが、ろ過バクテリア環境が整う3週間~1ヶ月ぐらいです。
一般的にろ過バクテリアの環境が整うまではこれぐらいかかると言われているのですが、あくまでも目安です。
コケが生えていないか、水が濁っていないか、パイロットフィッシュが元気に泳いでいるかなどをチェックし、水質などもチェックした上で新しい生体を入れるようにしましょう。
何匹入れればいいの?
パイロットフィッシュの匹数ですが、ごく少数にしましょう。
たくさんの魚を入れてしまうと、その分魚の排泄物も増えるので、アンモニアや亜硝酸の濃度が上昇し過ぎて、環境が整う前に魚が死んでしまう可能性があります。
水槽に入れるパイロットフィッシュは、大体60cm水槽なら5~6匹ぐらいがちょうど良いでしょう。
餌の量
パイロットフィッシュはろ過環境が整っていない状況で生活するので、餌のあげ過ぎは厳禁です。
あげ過ぎると水質を悪化させる要因になりますし、ろ過環境が整っていないので、通常以上に汚れます。
餌は少なめに与えるようにし、食べ残しを見つけたら取り除くようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
パイロットフィッシュは分かりやすく言うと、本命の魚を投入する前に水槽の環境を整えたりする先遣隊の魚です。
パイロットフィッシュを使わずに水槽を立ち上げる事も出来ますが、とても時間がかかります。
パイロットフィッシュを使用するのは、リスクを減らす導入方法の1つです。
丈夫な魚を入れて水槽の中の環境を整え、本当に魚が棲める水槽なのかをテストする為に入れるんです。
もちろんですが、パイロットフィッシュだからといって犠牲にしても良いわけではありませんので、無理してパイロットフィッシュを飼育する必要はありません。
興味のある方はぜひ、水槽の立ち上げにパイロットフィッシュを導入してみてください。