スカーレット・ジェムを飼育しよう!!

特徴は？

スカーレット・ジェムは赤色がとても美しい魚で赤い宝石とも呼ばれる熱帯魚です。

スカーレットとは、やや黄色がかった赤色の事で、ジェムは宝石という意味です。

その名にふさわしくとても綺麗な熱帯魚で人気種でもあります。

さらに貝類が大好物なので、スネールなどの害虫対策としても効果の期待出来る熱帯魚です。

スカーレット・ジェムは1999年に紹介された比較的新しい種類の熱帯魚になります。

どの種類の熱帯魚？

スカーレット・ジェムはインドが原産国のバジスバジスの仲間になります。

故郷はどこ？値段は？

故郷はインドなどです。

値段は1匹300円ぐらい～です。

一昔前までは希少な魚で高価だったのですが、流通量が多くなったので比較的安価で購入する事が出来ます。

どれぐらいの大きさになるの？

体長は3cmぐらいになります。

性格は？混泳は可能？

スカーレット・ジェムの性格はとても温厚で臆病です。

その為、混泳は可能ですが、同じサイズか小さい種類の熱帯魚との混泳がおすすめです。

基本的に単独行動するので、群れを作ったりする事はありません。

縄張りを主張するタイプの熱帯魚なので、同種同士での小競り合いをする事があります。

しかし、激しく喧嘩をしたりする事は基本的にありません。

臆病な性格なので水草などの隠れ家を準備してあげると良いですし、水草にも映える熱帯魚です。

水温・水質について

好む水温：23～26℃前後
好む水質：弱酸性～中性

水質に敏感なタイプの熱帯魚です。

特に導入時の水質の変化には注意が必要なので、水合わせは点滴法でしっかりと行うようにしてください。

熱帯魚やメダカの水合わせ！やり方や時間の目安、注意

水質悪化に弱いので、水換えは定期的に行うようにしてください。

水槽の水換えの方法・頻度や量について

飼育難易度は？餌は？

飼育難易度　
★★★★☆
水質変化に弱い魚なので、管理をしっかりする必要がありますし、餌やりが難しい事で有名です。

餌は生餌を与えるようにしてください。

人工餌でも飼育する事は出来ますが、ほとんどの個体は食いつきませんし、シカトします。

小さい魚なので、ミジンコやブラインシュリンプなども良いかもしれません。

寿命は？かかりやすい病気は？

寿命は2～3年ぐらいです。

水質変化や水質の悪化によって肌荒れを起こす事があります。

ヒレや体表が溶けて白くなってしまう事がありますし、松かさ病などのエロモナス病にかかりやすいので注意が必要です。

エロモナス病の症状と治療

繁殖は容易？オスとメスの見分け方は？

スカーレット・ジェムは繁殖は容易ですが、1点問題点があります。

あとで解説しますが、メスを手に入れるのがちょっと難しい面があります。

オスとメスの判別はとても簡単です。

オスは真っ赤で綺麗ですが、メスは地味でオレンジの縞々がうっすら見える感じです。

繁殖について

隠れ家となるような水草を準備してあげて、水質・水温の管理をしっかりしておけば、気が付いたら稚魚が泳いでいる事もあります。

オスがメスに巻きつくような繁殖行動が見られ、その後ばら撒くように卵を産み落とします。

2日ぐらいすると孵化します。

稚魚はとても小さいので、隠れられる水草などをたくさん入れてあげるようにしましょう。

隔離してあげても良いかもしれません。

稚魚の餌ですが、インフゾリアを与えるようにしてください。

ある程度大きくなったら、ブラインシュリンプを与えましょう。

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水質・水温の管理はしっかりとする!!

スカーレット・ジェムは水質に敏感な熱帯魚です。

その為、水質や水温の管理はしっかりと行うようにしてください。

特に導入時の水質変化には弱い為、点滴法でしっかりと水合わせをするようにしましょう。

水質悪化にも弱い為、定期的に水換えもするようにしてください。

餌やりが難しい!!

スカーレット・ジェムは餌やりが難しい熱帯魚としてよく知られています。

人工餌にはほとんど見向きもしません。

基本的に生餌をあげるようにしてください。

ミジンコを与える方が多いようですが、手間がかかるので個人的にはブラインシュリンプがおすすめです。

人工餌も食べない訳ではありません。

慣れてくれば食べてくれるのですが、基本的に生餌で飼育する方向で考えておいた方が無難です。