【とても重要】熱帯魚の混泳!失敗しない為の注意点
確かにピエロみたいな色してるね!
とてもカラフルなメダカ
とてもカラフルなメダカ『クラウンキリー』
メダカの仲間なのですが、ちょっと変わった独特の姿とその色彩がとても魅力的な熱帯魚です。
そんなクラウンキリーの飼育について特徴・飼育のポイント・繁殖などご紹介します。
どうぞ、ご覧ください。
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学名:Pseudoepiplatys annulatus
別名:ロケットキリー、エピプラティスアニュレイタス
分類:カダヤシ目ノソブランキウス科プセウドエピプラティス属
クラウンキリーは青い目に白と黒の縞々の体色、そして尾ビレの多彩なカラーが特徴的な熱帯魚です。
とても小さい熱帯魚なのですが、そのカラフルさから存在感は抜群。
採取される場所によって体色に特徴があり、「地域変異」が見られる熱帯魚でもあります。
『クラウン』は道化師やピエロという意味です。
店舗によっては『エピプラティスアニュレイタス』という名前で取り扱われている事もあります。
他にも火がついたロケットのようにも見える事から、『ロケットフィッシュ』と呼ばれる事もあります。
確かにピエロみたいな色してるね!
クラウンキリーはメダカの仲間です。
メダカの仲間ですが、独特な姿をした特徴的な魚です。
故郷はリベリア、ギニアなどです。
値段は1匹200円~です。
体長は約3cmぐらいになります。
他のメダカの仲間に比べても小さい魚です。
性格はとても温厚です。
その為、混泳は可能です。
基本的に上層(水槽の上の方)を泳ぐ事が多い熱帯魚になります。
性格は確かに温和なのですが、同種のオス同士で縄張り争いの喧嘩があるので、注意してください。
他の種類の熱帯魚を攻撃する事はありません。
小さい魚なので、食べられてしまう可能性が高いです。
その為、大きさが違いすぎる熱帯魚やクラウンキリーが口に入ってしまうような熱帯魚との混泳は避けた方が良いでしょう。
基本的に群れを作って泳いだりはしませんが、夜になると群れを作る習性があるようです。
夜は群れを作ってるような気がするのは、気のせいかな?
好む水温:22~28℃
好む水質:弱酸性~中性
水質・水温の変化に弱い魚です。
いったん慣れてしまえば丈夫なのですが、水換えする時は量や水温に注意がした方が良いでしょう。
特に導入時の水合わせは点滴法でしっかり行うようにしてください。
飼育難易度 ★★★☆☆
ちょっと難しい熱帯魚になりますが、環境に慣れてしまえば、丈夫で飼育しやすい熱帯魚です。
餌は粒状の餌がオススメです。
人工餌については好き嫌いがあるようで、フレーク状の餌はほぼ食べないようです。
粒状の餌でも食べない場合があるので、痩せていないか?食べた後ペッと吐き出していないか?観察してください。
あと、餌やりは少量を数回にわけてあげるようにしましょう。
クラウンキリーは1回に食べる量はとても少ないです。(たぶん1粒ぐらい)
1日1回だとポツポツ死んでしまう事があるので、1日に何回も餌をあげるようにした方が良いです。
私は混ぜた餌をあげてるけど、確かにフレーク状の餌は食べてないかも!?
寿命は2~3年程度です。
水質が悪化すると尾腐れ病(カラムナリス病)になる事があるので注意が必要です。
クラウンキリーは水質の悪化に弱い熱帯魚です。
その為、ろ過能力の高いフィルターを使用した方が飼育しやすいです。
クラウンキリーの体色がひとつのバロメーターになります。
体調が悪いと体の発色が薄くなったりします。
毎日観察していれば、気付くと思いますので、発色が薄いようなら注意しましょう。
わかりやすいやつね。
クラウンキリーですが、繁殖は比較的容易です。
オスとメスの見分けは簡単で、ヒレを見れば見分ける事が出来ます。
背ビレ、尻ビレ、尾ビレがカラフルな方がオス、透明な方がメスです。
10匹ぐらいを一緒に飼育していれば、オスがメスを追いかけまわすような行動が見られ、その後平行して泳ぐようになります。
産卵が近くなるとメスのお腹がふっくらとし、卵を抱えているのが目でもわかります。
産卵が近くなったらウィローモスなどを敷き詰めてあげるようにしてください。
水草の茂っているところに卵を産み付けます。
卵や稚魚を確認したら、すぐ隔離した方が良いです。
卵も稚魚もとても小さい為、親魚が他の魚に食べられてしまう可能性がとても高いです。
稚魚が泳ぎ始めたら、インフゾリアを与え、ある程度大きくなったらブラインシュリンプを与えるようにしましょう。
稚魚は泳ぐ力も弱いです。
水面下の狭い範囲で泳ぐので、浮き草などを入れてあげると水流を受けにくくなり、隠れ家にもなります。
クラウンキリーはとにかく水質の悪化に弱い熱帯魚です。
難しい熱帯魚と言われる事もありますが、ろ過能力の高いフィルターを使うと飼育しやすくなります。
しかし、ろ過能力の強いフィルターは水流が強くなるので、注意してください。
クラウンキリーは水質や水温の変化に弱いです。
その為、水換えや導入時の水合わせは特に慎重に行いましょう。
慣れてしまえば丈夫な熱帯魚なので、変化に気をつければ、そこまで難しい熱帯魚でもありません。
いかがでしたか?
クラウンキリーはピエロみたいにとてもカラフルな熱帯魚です。
飼育する時は、水質や水温の変化に注意をし、特に水質悪化には気をつけましょう。
ろ過能力の高いフィルターを使うと飼育しやすいです。
繁殖を狙う時は、ウィローモスなどを敷き詰めて、稚魚や卵が食べられないように工夫をしましょう。
若干難しい熱帯魚ではありますが、慣れてしまえば丈夫な熱帯魚です。
ぜひ、挑戦してみてください。