【熱帯魚の薬浴】失敗しない!薬浴のやり方&戻し方
熱帯魚にヒレがなくなっちゃったよ!?病気かな!?
5分
熱帯魚にヒレがなくなっちゃったよ!?病気かな!?
それもしかしたらカラムナリス病かも!?
感染部位が徐々に溶けてしまう熱帯魚の病気『カラムナリス病』。
別名:尾ぐされ病、口ぐされ病、エラぐされ病。
最悪熱帯魚が死に至るとても怖い病気です。
そんなカラムナリス病の症状や治療法、原因と予防についてご紹介します。
ヒレなどが溶けてなくなったりなどの症状が見られ、早期発見出来れば、薬浴で完治出来る場合もあります。
どうぞ、ご覧ください。
カラムナリス病は患部の組織が破壊されてしまう病気です。
カラムナリス病は感染部位によって違う名前で呼ばれる事があります。
熱帯魚がカラムナリス病になってしまった場合、どうなるのか具体的に見ていきましょう。
感染部位の充血や体に淡黄色や白カビのような付着物が見られます。
熱帯魚が餌を食べなくなったり、動きが鈍くなったりし、水面や注水口など酸素の多い場所に集まるようになり、苦しそうにフラフラ泳ぐようになります。
初期症状から他の部位に転移します。
尾ビレや各ヒレが腐るように溶けてなくなってしまいます。
ヒレの先端の部位から徐々に白濁し、ヒレの根元に向けて進行していきます。
口の周りが白や黄色に変色し溶けるようにしてなくなっていきます。
餌を食べなくなり、フラフラと水面を泳ぎます。
進行すると口が溶けて餌を口に入れても吐き出してしまう事が多いです。
エラの先端や一部が白や黄色の付着物が出現します。
見た目で判断しにくい為、重症化する事が多いです。
カラムナリス病は死に至るとても恐ろしい病気です。
特にエラの場合は熱帯魚は息が出来なくなり、急死してしまう事も多いです。
しかし、早期発見・早期治療が出来れば、完治させる事も可能な病気です。
早く発見出来れば良いけど・・・怖い病気だね!!
まずカラムナリス病を発症した魚を隔離します。
感染力がとても強いので、早い段階で発見し、他の魚から隔離しないとうつってしまいます。
隔離した後は水温に気を付けてください。
水温が高いと毒性が高くなり、急激に症状が進んでしまいます。
カラムナリス菌は塩分に弱いとされていますが、0.5%の塩水で活性するとも言われておりますので塩浴はオススメできません。
薬浴での治療をオススメします。
使用する薬はグリーンFゴールドやエルバージュなどが効果的です。
治療期間は約1週間程度です。
症状が止まり、感染部位が再生を始めていれば、終了しても問題はありません。
しかし、治療しても症状が変わらない場合は、治療を継続しながら他の病気を検討した方が良いでしょう。
使う魚病薬はグリーンFゴールドやエルバージュがおすすめ!!
フレキシバクター・カラムナリスという細菌が原因の感染症です。
このカラムナリス病を発病する主な原因としては水質悪化と外傷です。
餌の与えすぎやろ過システムの不備などで水質悪化するとフレキシバクター・カラムナリスが繁殖しやすくなります。
熱帯魚は水槽のバランスが崩れる事で抵抗力が衰えたり、ちょっとした事で外傷を負ってしまい感染して発病する事が多いです。
発病してしまうと菌が生成したタンパク質分解酵素の影響で感染部位が溶けていきます。
フレキシバクター・カラムナリスが活発になるのは水温25〜27℃でph7.5付近です。
もし発病してしまった場合は、ろ過システムなどの水槽環境の見直しが必要かもしれません。
このカラムナリス病は細菌性の感染症の中でも比較的よく見られる病気です。
完治できない病気ではないのですが、感染力が強いので、予防がとても大切になってきます。
フレキシバクター・カラムナリスは水質が悪化すると繁殖しやすくなるので、定期的に水換えをする事が予防になります。
健全な魚は感染する事はなく、ストレスや外傷によって抵抗力が弱くなると感染します。
その為、過密飼育や魚が怪我をしてしまうような事がないように注意してください。
カラムナリス病は比較的よく見られる病気です。
ヒレや口などの患部が溶けてしまうので、発見しやすいのですが、その状況ではある程度進行している状況です。
しかし、早期発見すれば、完治も可能ですが、放置すれば衰弱死してしまいます。
発病してしまった場合はすぐ隔離して、魚病薬による治療を開始しましょう。
使う魚病薬はグリーンFゴールドやエルバージュがおすすめです。
感染力がとても強いので、とにかく発病させないようにする事がとても大切です。
定期的なメンテナンスをして、過密飼育や怪我に気をつけましょう。
もし発病してしまった場合は水槽のろ過システム、餌の量、魚の量やレイアウトを見直しましょう。