
水槽のフィルターの種類と選び方
8分
アクアリウムをやっている以上、ショップのような透明でピカピカな水を手に入れたいですよね。
でも、自分の水槽は・・・どうしたらいいの?
実は水槽の水をピカピカにする為には、水以外にも重要な要素があるんですよ。
その為には水槽の水の透明度を左右する要素について知っておく必要があります。
今回は水槽の水を透明に見せるコツについて詳しくご紹介します。
どうぞ、ご覧ください。
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アクアリウムをやっている以上、ショップのような透明でピカピカな水を手に入れたいですよね。
でも現実は・・・難しいですよね。
なぜショップの水は透明でピカピカなのでしょうか?
ショップの水槽はバクテリアが十分増殖していて、自然のサイクルがちゃんと出来上がっていますし、水質もしっかり管理されています。
しかし、それだけではないです。
実は水が綺麗なだけではないんです。
ショップにとって熱帯魚は商品ですから、もちろん綺麗に見せる事が重要ですよね?
綺麗に見せる為に、ピカピカに見せる設備が整っているというのも一つの理由です。
つまり、水槽をピカピカで綺麗に見せる為には、水以外の要素も関係してくるんです。
透明でピカピカの水を作る為には、まず水の透明度を左右する要素を知っておく必要があります。
水槽の水の透明度を左右する要素はたくさんあるのですが、大きく3つに分けられると思います。
まずは水自体の透明度です。
白く濁っていたり、黄ばんでいたり、小さなゴミがいっぱい浮いていたりすると当然ですが、水は透明に見えません。
水槽の水は透明に見せたいのであれば、大前提として水自体が透明でなければいけません。
水槽に当てている照明の光も水の透明度を左右します。
強い光を当てると小さなゴミが浮いていたとしても、目立たなくなります。
さらに、照明の色も実は透明度を左右する要素です。
どういう照明が良いかは後でご紹介します。
意外に盲点かもしれませんが、水槽自体の透明度も重要です。
アクアリウムの場合、必ずガラス越しに水槽の中を見る事になります。
いくら中の水が綺麗でも、水槽が汚れていたり、ガラスにコケが生えていたりしたら、絶対透明には見えません。
照明の光と水槽自体の透明度は設備を変えたり、掃除をすれば改善出来ますので、すぐにでも効果が出せます。
水自体の透明度を改善するのは意外と難しく、原因を突き止めて対策をするしかありません。
それでは水をピカピカにする為にはどうすれば良いのでしょうか?
ここでは具体的なコツを5つご紹介します。
まず、水を綺麗にする為にはろ過フィルターのスペックはとても重要です。
ろ過フィルターのパッケージにどれぐらいの水槽までという風に書いてあるので、自分の水槽にあったものを選びますよね?
しかし、ろ過フィルターはとても大切な装置ですし、ピカピカの綺麗な水を目指す場合は、余裕のあるスペックが方が良いです。
ろ過フィルターを選ぶ時はメーカー推奨の水槽サイズ・水量よりワンランク上のろ過フィルターを選ぶようにしましょう。
いくらワンランク上のろ過フィルターを利用していても、水を汚すような事をしていたら意味がありません。
魚が多ければ多いほど、排泄物が増え水は汚れますし、餌が多ければ多いほど、餌は残りますし魚の排泄物も増えます。
水を汚さないように工夫する事もピカピカの綺麗な水を作る為には重要です。
水槽を管理するには余裕を持っておく事がとても大切です。
魚の数や餌のあげ方なども工夫して水を汚さないようにしましょう。
透明でピカピカの水に見せる為には、照明もとても重要な要素です。
特に照明の色が重要で、水を綺麗に見せたいのであれば、白く明るい照明を選ぶようにしましょう。
白くて明るい照明を選べば、水中の小さな汚れや水の黄ばみなどを目立たなくしてくれます。
その為、照明については、色温度が6500K(ケルビン)以上の白~青色のものを選ぶようにしましょう。
照明の種類や光の単位については別記事に詳しくまとめていますので、参考にしてみてください。
いくら良い設備を選んでも、定期的なメンテナンスは必要です。
定期的に水換えをしたり、掃除をしたりです。
熱帯魚を飼育していると餌の食べ残しや糞でもちろん水は汚れてきますし、水槽にはコケも生えてきます。
透明でピカピカの水を手に入れたいのであれば、定期的なメンテナンスが一番重要かもしれません。
水の濁りを解消しようと思えば、即効性のある活性炭を使うというのもひとつの手です。
濁りの根本的な解決にはならないのですが、特に黄色や茶色の水の濁りには効果的です。
一時的ではありますが、すぐに効果を実感出来るのでおすすめです。
ピカピカの綺麗な水を目指すのであれば、水が透明に見えない原因や水が濁ってしまう原因についても理解しておくと良いでしょう。
大きく7つ原因がありますの、それぞれ詳しくご紹介していきます。
餌の食べ残しや水草についていたゴミや汚れ、底床の扱いなどによって、小さなゴミが浮遊していると当然ですが、水槽の水は濁って見えます。
普通なら時間が経つとゴミも底に沈んでしまうのですが、水槽の場合はフィルターを使用していますよね?
フィルターで強い水流を当て続けると、本来そこまで気にならないようなゴミや汚れまで舞い上がり続けてしまいます。
透明にならない理由の一番の原因はこれだと思います。
ろ過装置の不備です。
魚の糞や餌の食べ残しなど、水質を汚してしまう要素はたくさんあります。
それを綺麗にするろ過装置が目詰まりを起こしていたり、そもそもろ過能力が追いついていなかったりなどすると水は濁ります。
ろ過装置を掃除するのは良い事なのですが、ろ過装置の中にはバクテリアが棲んでいます。
あまり掃除しすぎると当然ですが、バクテリアは死んでしまうのでよくありません。
ろ過装置を設置したし、バクテリア剤も入れたからといって、水換えを怠っていませんか?
ろ過装置もバクテリア剤も水を綺麗にするものではなく、水を汚れにくくするものです。
汚れにくくするものなので、当然ですが水は少しずつ汚れます。
水質が悪化してしまうとバクテリアにも大きなダメージを与えてしまいます。
定期的な水換えは必須です。
水槽の容量に対して、飼育している魚が多いと糞などで水が汚れてしまいます。
過密飼育は水槽の汚れの原因になるので、飼育する魚の数を見直しましょう。
過密飼育している状態だとフィルターをパワーアップしても、特に効果が期待出来ないので、水槽を増やすなどした方が良いでしょう。
飼育する魚の数の基準は1リットルに1cmと言われていますので、1つの目安にしましょう。
餌のあげすぎも水を汚す原因になってしまいます。
基本的に熱帯魚は餌を与えたら、いくらでも食べます。
餌をあげすぎるとその分糞も増えますし、食べ残しも増える為、水は汚れます。
さらに餌によっては餌の色素が水に溶け出して、水を濁らせてしまう事もあります。
流木を入れる場合はアク抜きをしてから水槽に入れないと、アクで水槽の水が茶色く濁ってしまいます。
これは流木などから出るタンニンという物質が原因です。
通常流木は購入した段階では、アク抜きはされていない事が多いので、水槽の水を透明にしたい場合はアク抜き処理が必要になります。
これも水槽の水が透明に見えなくなる一つの要素で、水が入浴剤を入れたように緑っぽい色に濁ってしまう『グリーンウォーター化』という現象です。
これはシアノバクテリアというプランクトンや緑藻類や浮遊性の珪藻類が大量発生して、水を緑に濁らせてしまっています。
金魚の飼育に良いと言われているグリーンウォーターとアオコと呼ばれるものとがあります。
この2つは見た目は一緒なんですが、アオコの方であれば強い刺激臭があります。
いかがでしたか?
透明でピカピカな水はアクアリウムをやっている以上、とてもあこがれるものですよね。
透明な水を作る為に重要な事は、余裕を持って熱帯魚を飼育する事です。
餌の量や魚の数、さらにろ過フィルターなど、余裕を持っておく事が大切です。
水槽の水を透明でピカピカに見せるには、水だけの問題ではなく、設備も大きく関係しています。
設備を見直せば、意外に簡単に綺麗に見せる事が出来ます。
さらに、水換えなどの定期的なメンテナンスを行えば、透明でピカピカの水を維持する事が可能です。
私の場合は透明な水を作るのにとても苦労しました。
いろいろ勉強して、いろいろ試して、透明な水を作る事が出来るようになりました。
コツを抑えてしっかり管理すれば、自宅の水槽でも透明でピカピカの水を作る事が出来ます。
ぜひ、やってみてくださいね。