見てわかる!?水槽の水質悪化のサインや目安、水質改善の方法
なんか水面ギラギラしてる!?なんだろ!?
8分
なんか水面ギラギラしてる!?なんだろ!?
そのギラギラは油膜だよ!?
水槽の水面に張るギラギラした油膜って意外と気になりますよね?
でも、どうしたら良いかわからない人にぜひ読んでほしい記事です。
この記事では水槽の油膜を除去する方法や原因、熱帯魚への影響などついてご紹介します。
油膜を除去するにはエアレーションやアイテムを使うのが有効ですが、原因と突き止め対策をする事がとても大切です。
即効性のある除去方法や意外な除去方法までご紹介しますよ。
どうぞご覧ください。
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水槽に油膜が張ってしまったから、すぐに何とかしたいという方は、今からご紹介する方法をやってみてください。
4つご紹介しますが、どれも即効性が高く油膜を除去する事が出来ます。
ただ注意してほしいのが、即効性が高いだけで根本的な原因の解決にはなりません。
油膜が除去できたら、原因を突き止めて、また油膜が張らないように対策する必要があります。
まず最初の対策方法として、エアレーションをしましょう。
エアレーションとは水槽に入っている空気がブクブクするやつ。
エアレーションとはすると水面が揺らされて油膜ごと水槽内をかき混ぜれる為、油膜が消えて出来にくくなります。
酸素の供給量も増えるので、バクテリアの働きを促し、油膜を処理してもらう事も出来ます。
バクテリアの働きを促進すれば、油膜は出来にくくなるんです。
実は油膜を取ってくれる便利なアイテムが存在します。
油膜を除去するアイテムはコストがかかりますが、とても簡単で即効性があり、その後もしばらく油膜が張りません。
実際使ってみると便利なのですが、何点か注意すべき点がありますので、あとでご紹介します。
ご紹介する4つの方法の中ではこれが一番簡単。
水面にキッチンペーパーを浮かべて、油膜を吸い取らせましょう。
新聞紙などを使う方法もありますが、キッチンペーパーの方が良いと思います。
コケを食べてくれる生体は皆さんご存知だと思いますが、実は油膜を食べてくれる魚がいます。
モーリーと呼ばれる卵胎生のメダカです。
その中でも特にオススメなのが、ブラックモーリーです。
油膜を食べる生体を入れておけば、油膜が発生しても食べてくれるので、とても便利です。
アクアリウムをやっているとある日突然水面にギラギラ輝く膜が張ってしまっている事があります。
水槽トラブルの1つなのですが、そもそもなぜ油膜が張るのでしょうか?
水槽に油膜が張ってしまうのは、水槽内に余分なタンパク質が浮いている状態なんです。
原因はいろいろあるのですが、余分なタンパク質が膜になっている状態。
だから、余分なタンパク質が浮く原因を探る必要があるんです。
あの膜はタンパク質が浮いてる状態なんだね!?
原因も気になるけど・・・魚への影響はないの?
影響はあるよ!!
基本的には油膜が張ったとしても、魚や水草に直接の影響はありません。
しかし、長期化すると熱帯魚達には以下のような影響が起こる可能性があります。
油膜が張っているとい事は水質が悪化しているので、熱帯魚達はストレスがかかります。
さらに余分な養分がある状態になるので、病原菌が増えやすく病気にもかかりやすい状態と言って良いでしょう。
油膜が水面を覆っていると、酸素が溶け込みにくくなりますし、CO2を添加している場合はCO2が逃げにくい状態です。
熱帯魚達は酸欠になりやすく、CO2中毒にもなりやすくなります。
影響があるんだね!!
そもそも油膜ってなんで張るの?
油膜が張ってしまう主な原因には以下のようなものがあります。
それぞれの原因についてザッと解説します。
水槽の立ち上げ時などに多いのですが、水質が安定していないとバクテリアバランスが変化しやすく、生存競争に負けたバクテリアが死んでしまう事が多くなります。
そのバクテリアの死骸が油膜として浮いている可能性があります。
これが原因として多いかもしれません。
熱帯魚の餌にはタンパク質が多く含まれています。
餌を与えすぎると食べ残しが水槽内に残り、そこからタンパク質が水に溶け出して水面に浮かび、油膜を発生させます。
水温が高くなると飼育水の中の溶存酸素量が少なくなります。
酸素を必要とするバクテリアが死滅し、油膜を発生させる場合があります。
水草水槽の場合、水草をトリミングした後、大量の油膜が発生する場合があります。
この場合、トリミングで切られた水草の茎の部分から、気泡のような形で分泌物が水面に上がり油膜となっている状態です。
トリミングした茎がまだ閉じていない状態で肥料を与えると油膜が発生してしまう事があります。
トリミングした茎がまだ閉じていない状態で肥料を与えても、切った部分から水に溶け出す可能性が高いです。
枯れた水草も腐敗してしまうと油膜の原因になります。
水草を育成している場合、肥料を添加すると思いますが、水草の肥料の与えすぎも油膜が発生する原因となります。
水草が消費できる栄養分というのは、植えている水草の量や成長速度で決まってきます。
これを超えて肥料を与えてしまうと消費できないので、水槽内のバランスが崩れてしまい、油膜が発生します。
見た目だけではなく熱帯魚にも影響がある油膜。
除去する方法は最初にご紹介しましたが、ここでは根本的な原因を取り除く為にするべき事をご紹介します。
油膜が出来るという事は水質が悪化しているという事です。
まずは水換えをして、水質を改善しましょう。
フィルターが目詰まりをしている事もあるので、こまめに掃除をする事も大切です。
原因のところでも解説しましたが、餌のあげすぎは油膜の原因になります。
魚は意外と餌を必要としないので、餌やりを見直しましょう。
実は餌自体が原因になって入る可能性もあるので、今与えている餌の成分表を見てください。
高タンパクの餌を与えているようなら、餌を変えるだけでも効果があります。
水温が上がると油膜が出やすい状態になります。
特に夏場はどうしても水槽の水温が上がってしまうので、水温を下げる装置などを設置して水温を下げるように対策しましょう。
油膜が張っているという事は水槽に余分な栄養がある状態になります。
当然、水草を育成して場合に使う肥料も原因の可能性があります
油膜が発生しているのであれば肥料の添加する量を見直したり、少し添加を止めてみるのも良い方法です。
特にトリミングした直後の肥料の添加は控えるようにしましょう。
トリミングした直後に肥料を与えると切った部分からその成分がそのまま溶け出す事になります。
流木が原因の事は稀ですが、油膜が発生したら流木を一度抜いてみるのも良い方法だと思います。
もし、流木を抜いてみて油膜が発生しなくなったら、抜いた流木が腐ってしまっている可能性が高いので、その流木とはおさらばして、違う流木を入れましょう。
油膜を取るアイテムですが、ちょっと注意が必要な点があります。
水面の水を取りこんで油膜を除去する仕組みなのですが、特に小さな熱帯魚を飼育している場合は注意が必要です。
小さい魚だと吸い込み口に捕まって動けなくなってしまって死んでしまったり、そのまま吸い込まれてしまい死んでしまう事があります。
吸い込み口は小さい隙間なので大丈夫と思いがちですが、意外とすり抜けてそのまま吸い込まれます。
私も油膜を除去するアイテムを使っていますが、ある日掃除をしたら数匹吸い込まれて死んでいました。
どうやって通ったの?って思うサイズの魚もいたので、小さい魚を飼育する時は注意してください。
私はある日猫が水槽の水を飲んでいる動画を見ました。
水面に油膜が張っている場合、水槽の上から水を飲んでくれると油膜も一緒に飲んでくれる事になります。
熱帯魚達は食べられたりしないのかな?
その動画では、猫が魚を食べる様子は一切なく、魚達も餌だと思って水面に集まっていました。
猫と熱帯魚を飼っている友達に聞いてみると「うちの猫も水槽の水飲むよ」っと言ってました。
私はアレルギーの関係で猫は飼えないのですが、油膜の除去方法としてこんな手もあるみたいです。
可愛い光景ですよね?
いかがでしたか?
油膜が発生するのには原因があるのでその原因を突き止めて対策をしなければ、いくらとっても意味がありません。
私も油膜に悩まされた時がありました。
見た目がとても悪いので、いろいろ勉強しました。
油膜が発生したら、まずはエアレーションをしましょう。
これだけでもけっこう違います。
油膜の原因を突き止めるのは意外と難しいのですが、もし油膜が発生してしまったら、参考にしてみてください。
特にブラックモーリーを入れる方法はとてもおすすめです。
根本的な原因の解決にはなりませんが、その都度食べてくれるので、結果的に油膜の発生を抑える事が出来ます。
興味があれば、ぜひやってみてくださいね。