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最強のスネールイーター

アノマロクロミス・トーマシーを飼育しよう!!

アノマロクロミス・トーマシーを飼育しよう!!

大きな目と黒いバンドが特徴的な熱帯魚『アノマロクロミス・トーマシー』。

水槽内の巻貝を食べてくれるスネールイーターとしても重宝される熱帯魚です。

最強のスネールイーターとも呼ばれるアノマロクロミス・トーマシーの飼育について特徴・飼育のポイント・繁殖などご紹介します。

どうぞ、ご覧ください。

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アノマロクロミス・トーマシーってどんな熱帯魚?

アノマロクロミス・トーマシーってどんな熱帯魚?

学名:Anomalochromis thomasi

分類:スズキ目シクリッド科アストロノータス属

特徴は?

大きな目と体表の黒いバンドが特徴的な熱帯魚です

英名では『コーピックシグリッド』と呼ばれていて、クジャクの羽を連想させるような黒いスポットが体表入っています。

昔から水槽に意図せず発生した巻貝(スネール)を食べてくれる熱帯魚として重宝されてきました

その効果は高く、最強のスネールイーターとの呼び声も高いです。

スネールの駆除目的で飼育されることも多い熱帯魚です。

しかし、止まったり、急に動き出したりと泳ぎ方も特徴的ですし、目が大きい為、愛嬌のある顔をしているので、普通に飼育してもかわいい熱帯魚です。

派手さはありませんが、シックな美しさがあり観賞魚としても申し分ないと思います。

さらに飼い込むと、青いスポットが鮮やかに出ます。

どの種類の熱帯魚?

アノマロクロミス・トーマシーはシクリッドの仲間になります。

故郷はどこ?値段は?

故郷はギニアやシベリアなどです。

値段は1匹300~500円ぐらいです。

どれぐらいの大きさになるの?

体長は5~8cmぐらいになります。

シグリットの仲間ですが、大きくなってもこれぐらいのかわいい熱帯魚です。

最強のスネールイーター

水槽に意図せず発生した巻貝(スネール)の駆除効果は絶大です。

口に入るサイズの貝であれば、殻ごとバリバリ食べてくれます。

口に入らない大人の貝は食べる事が出来ません。

しかし、稚貝をどんどん食べてくれるので、大量発生を防ぐ事が出来ます。

貝も食べますが、エビも食べます

コケ対策として入れているエビは食べられてしまうので、エビとの混泳はできません。

アノマロクロミス・トーマシー飼育のポイント

性格は?混泳は可能?

アノマロクロミス・トーマシーですが、性格は成長するにつれ気性が荒くなり、縄張りを主張するようになります

混泳は不可能ではありませんが、少し注意しなければなりません

素早い種類の熱帯魚とは混泳させられますが、まったりとしたタイプの熱帯魚は攻撃される可能性が高いです。

ネオンテトラなどの小型カラシンなどとは混泳させやすいですが、様子を見た方が良いと思います。

水温・水質について

好む水温:23~28℃前後
好む水質:弱酸性~中性

水質にそれほどうるさくなく、丈夫で飼育しやすいです。

飼育難易度は?餌は?

飼育難易度 ★★☆☆☆
成長するにつれ気性が荒く、縄張りを主張するので注意が必要です。

餌は基本的に何でも食べますが、餌を与えすぎるとスネール駆除をしなくなります

寿命は?かかりやすい病気は?

寿命は3年ぐらいです。

飼育する環境によって変わるようで、一般的な平均は3年ぐらいです。

水温の急変や水質の悪化によるストレスで白点病を発症する事があります。

アノマロクロミス・トーマシーの繁殖

アノマロクロミス・トーマシーってどんな熱帯魚?

繁殖は容易?オスとメスの見分け方は?

アノマロクロミス・トーマシーは繁殖が比較的容易です。

オスは鮮やかな青色が特徴で、メスは地味でオスよりも小さいです。

繁殖について

オスとメスを群泳させていれば、自然に繁殖してくれます。

卵をばら撒くように産卵し、ペアで卵の世話をします。

孵化するまでは警戒心が高くなり、攻撃性が増します

稚魚が泳ぎ出したら、ブラインシュリンプを与えると良いでしょう。

孵化した後もペアで稚魚の世話をしたりとかなり面倒見が良い為、繁殖が狙えます

混泳させている場合は他の魚を攻撃しますので、注意してください。

飼育のコツ・注意点は?

丈夫な魚だけどある程度の水温・水質管理をしよう

アノマロクロミス・トーマシーはとても丈夫な魚です。

しかし、水温や水質の急激な変化はストレスになり、白点病になったりします

そんなに神経質になる必要はありませんが、ある程度の水温や水質管理はしましょう。

混泳は注意が必要!エビとは不可能!!

成長するにつれ、気性が荒くなってきます。

さらに、卵を産んだりすると攻撃性も高くなります。

混泳は不可能ではありませんが、様子を見ましょう。

貝も食べますが、エビも食べるので、コケ対策としてエビを入れている水槽では飼育しない方が良いです

まとめ

今回はアノマロクロミス・トーマシーについて紹介しました。

水槽に発生するスネール対策として導入される事が多い生体ですが、混泳には注意が必要です。

最強のスネールイーターと呼ばれるだけあって効果は絶大です。

しかし、スネールの駆除だけでなく、観賞魚としてもシックな美しさがあり、とても愛嬌のある熱帯魚です。

ぜひ、挑戦してみてください。