
【防げる!?】pHショックの症状と治療法、予防について
縞模様が美しいエビ
熱帯魚はもちろんですが、アクアリウムではとても人気のあるエビ。
アクアリウム界で大ブームになった小さくて可愛いエビがいます。
今回ご紹介するのは、そのブームになったエビ、縞(しま)模様の体色がとても美しい『ビーシュリンプ』です。
実は結構難しい面がありますが、コツさえつかめば簡単に繁殖まで狙えてしまいます。
そんなビーシュリンプの飼育について特徴・飼育のポイント・繁殖・種類などご紹介します。
どうぞ、ご覧ください。
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学名:Neocaridina sp.
分類:ヌマエビ科ヒメヌマエビ属
縞模様がとても美しいエビで、小さくて可愛いです。
アクアリウム界では、大ブームになったエビで愛好家の方もおられます。
原種は茶色と白色の縞模様だったのですが、改良が盛んでいろんな色のビーシュリンプがいます。
ちなみに大ブームになったのは、赤と白の縞模様が美しいレッドビーシュリンプです。
縞模様が蜂(はち)のように見える事から、蜂(Bee)エビ(shrimp)でビーシュリンプと呼ばれています。
実はこの呼び方は正式な名前ではなく、輸入業者がこう呼んでいたものが定着したそうです。
故郷は中国や香港などです。
値段は1匹300円~です。
体色の美しさや模様によって、値段が違います。
グレードが高いものだと1匹50,000円以上する事もあります。
体長は3cmぐらいになります。
小さなエビなので、食べられてしまう可能性が高いです。
性格はとても温厚なので攻撃性はありません。
しかし、とても小さなエビなので餌になってしまう可能性が高いです。
混泳は基本的に出来ないと考えた方が良いでしょう。
同じサイズのエビ、コリドラス、オトシンクルス、貝類などは混泳は可能です。
好む水温:20~26℃前後
好む水質:弱酸性~中性
高水温には弱いのですが、低水温には比較的強いです。
10℃でも生存している例がありますが、ヒーターがないと越冬する事は出来ません。
水質の適応範囲は広いですが、ph6.0~6.7ぐらいだと調子が良さそうです。
ビーシュリンプに限らず、エビは水温・水質の急激な変化に弱いです。
導入時の水合わせや水換えは注意が必要です。
飼育難易度 ★★★★☆
飼育になれている人でもうまくいかない事がある為、飼育難易度は高いです。
雑食なので、植物性の餌と動物性の餌をバランス良くあげるようにしましょう。
基本的にはビーシュリンプ用の餌を与えると良いのですが、ときどきアカムシなどをあげてください。
寿命は1年半ぐらいです。
上手に飼育すれば2年生きる場合もありますが、1年で死んでしまう場合もあります。
ビーシュリンプの死因で最も多いのはphショックや水温ショックです。
とにかく水質・水温の変化には細心の注意をしてください。
ビーシュリンプに限らず、エビは酸欠にも弱いです。
酸欠で死んでしまう事も多いので、飼育数が少なくてもエアレーションをするようにしましょう。
ビーシュリンプは繁殖が容易です。
ごく普通に親エビが元気に育つ環境を作れば、いつの間にか産卵して稚エビが見られます。
小さいエビなのですが、オスとメスを見分ける事が出来ます
オスは触覚が長く、お腹が細くスマートです。
メスは触覚が短く、お腹に高さがあり、頭の部分が大きく丸みを帯びています。
基本的にビーシュリンプの飼育が出来ていれば、繁殖は難しくありません。
オスとメスの割合ですが、3:7ぐらいが良いです。
繁殖時期が近づくとオスの親エビがせわしなく水中を泳ぎ始めます。
メスが抱卵したら大体25日ぐらいで孵化します。
抱卵から孵化までは水温に大きく左右されます。
水温が低ければ、孵化が遅くなりますし、高ければ早くなります。
どちらも稚エビにとってはよくありませんので、水温は25℃ぐらいに保つようにしましょう。
実はビーシュリンプの繁殖でつまずくのはここからなんです。
稚エビの生存率を上げる為には、水温と水質の管理が不可欠です。
生まれたばかりの稚エビは水温・水質の変化に適応出来ません。
水温と水質を一定に保つようにし、水換えも出来る限りしない方が良いです。
餌ですが、親エビの食べ残しを食べる為、稚エビに餌を与える必要はありません。
生まれたての稚エビは約2mmぐらいなので、簡単にフィルターに吸い込まれてしまいます。
フィルターの吸い込み口は塞いで吸い込まれないようにしてください。
ビーシュリンプには色や模様の種類がいます。
ここでは3種類紹介します。
基本的にエビは熱帯魚に比べると水質・水温にデリケートです。
ビーシュリンプは適応できる水質・水温の範囲は広いですが、変化にはとても弱いです。
とにかく水温と水質の管理はしっかりと行う必要があります。
水質・水温の変わり安い導入時や水換えの時は特に注意するようにしましょう。
酸欠になりやすいので、必ずエアレーションはするようにしてください。
水温が高いと酸欠になりやすいので、特に夏場は注意が必要かもしれません。
飼育数が少ない場合でもエアレーションはするようにしましょう。
小さなエビなので、当然ですが、魚と一緒に泳がせたら食べられてしまいます。
その為、混泳は無理と考えてください。
混泳出来るのは同じサイズのエビ、貝類、魚ならコリドラスとオトシンクルスぐらいです。
いかがでしたか?
大ブームを起こしたビーシュリンプについてご紹介しました。
エビなので実は飼育は難しかったりします。
水質や水温の変化に弱い為、とにかく細心の注意を払うようにしてください。
繁殖はとても簡単なのですが、稚エビを育てるのが難しいかもしれません。
稚エビの生存率を上げる為には、とにかく水質と水温を一定に保つ事が大切です。
とはいえ、小さくてとても可愛いですし、美しく鑑賞性も高いです。
その為、愛好家の方もいる程、人気のあるエビです。
ぜひ、挑戦してみてください。