【初心者必見!!超重要!!】アクアリウムとpHの関係
熱帯魚を購入したら、いきなり水槽に入れたらダメだよ!!
7分
『購入した魚が元気よく泳ぎ回っていたのに突然死んでしまった。』そんな経験は誰でもあると思います。
特に熱帯魚を導入して1週間以内に一番多い死因でもあるpH(ペーハー)ショック。
病気ではなく、飼育者のミスによるものが多いです。
熱帯魚を購入したら、いきなり水槽に入れたらダメだよ!!
pHショックの症状と治療法、予防するにはどうしたら良いか?などご紹介します。
実際pHショックは起こってしまったら治療はとても難しいので、とにかく起こさないようにする事が大切です。
どうぞ、ご覧ください。
<広告>
pHショックは水中で生活する全ての生物が起こす可能性のあるもので、起こしてしまうと死んでしまう可能性はとても高いです。
熱帯魚に以下のような症状が見られる場合、pHショックを疑った方が良いでしょう。
そして数日以内にかなりの確率で死んでしまいます。
pHショックがよく起こるのは、ショップなどで購入して、水槽に導入する時が一番多いです。
つまり、熱帯魚が水槽に入れてすぐに死んでしまうのは、このpHショックが原因と考えて良いです。
水槽に導入したばかりの魚がよく泳ぎ回る場合です。
元気よく泳ぎ回っているから安心だと思うかもしれませんが、実はpHショックを起こしている場合があります。
導入したばかりの魚って大人しい気がするんだけど・・・
水槽に導入したばかりの魚は全く知らない環境にビビッてあまり泳ぎ回りません。
最初は隠れますし、少し時間が経つと恐る恐る水槽の中を調べて回るような泳ぎ方をする事がほとんどです。
残念ながらこれについては起きてしまった場合、手立てがありません。
対処法としては元の環境に戻してあげる事なのですが、現実的には無理です。
魚の体力に任せるしかありません。
放っておいても普通に回復する場合もありますが、期待は薄いです。
数日後に死んでしまいます。
例え復帰できたとしても、深刻なダメージを負って、しばらくして死んでしまいます。
pHショックは起きてしまったら治療が出来ないので、pHショックは起こさないようにする事が一番の対策になります。
pHショックとは、pHの急激な変化によって熱帯魚がショックを起こしてしまう事です。
魚はpH値にとても敏感です。
魚達にとってはpHが「1」変化すれば10倍、「2」変化すれば100倍異なる水で、これが短時間で急激に起こるとついていけません。
見た目上は何も変わらないのですが、細胞内の浸透圧の調整がうまくいかずショック状態に陥ります。
実はもう一つ、水温ショックというのも気を付けなければいけません。
水温ショックとは、文字通り水温の急激な変化によって熱帯魚がショックを起こしてしまう事です。
pHショックも水温ショックも原因は同じで急激な水質・水温の変化によるものです。
基本的に何もしなければ、pHショックや水温ショックは起こりません。
起こるのは、水が変わった時です。
pHショックが一番起こりやすいのは、新しい魚を購入して、自宅の水槽に導入する時です。
一見同じ水に見えても、ショップの水槽の水と自宅の水槽の水は全然違います。
次に原因として多いのが水換えです。
水換えの場合も、大量に水を変えてしまうとpHショックを起こしてしまう可能性があります。
その他にも新しい底床を入れたり、水質を調整しようと調整剤などを入れた場合に起こる事があります。
はっきりいって病気じゃなくて、飼育者のミスだよ!!
それなら気を付けたら防げるって事!?
そうだよ!!水合わせや水換えの時に注意すれば大丈夫だよ!
それではpHショックは起こさないようにする為にはどうしたら良いのでしょうか?
具体的に見ていきましょう。
pHショックは水槽に魚をお出迎えする時によく起こります。
購入してきたショップの水と魚を導入する水槽の水は違います。
つまり、魚を水槽にお出迎えする時は、この差を小さくしてあげることが必要です。
その為に行うのが水合わせという作業になってきます。
水合わせをしてあげる事で、pHショックを予防する事が出来ます。
初心者の方の場合、この水合わせという作業自体を知らないと場合が結構多いです。
水合わせは絶対に必要な作業になりますので、必ず行うようにしてください。
私もこの水合わせが不十分で熱帯魚を死なせてしまった経験があります。
水合わせはとにかくしっかり行う事が大切です。
水合わせの方法も解説すると長くなってしまうので、割愛します。
水合わせの方法や注意点などは別記事にまとめていますので、参考にしてみてください。
pHショックを起こさないようにするためには、水換えをする時は水槽の3分の1ぐらいの量を目安に行ってください。
水槽の水は全部換えたりしたらダメだよ!!絶対ダメだよ!!
これは魚達にダメージを与えないギリギリのラインです。
熱帯魚の種類によっては少量でもpHショックを起こしてしまう場合がありますので、注意が必要になってきます。
水換えの方法については別記事にまとめていますので、読んでみてください。
水質を管理する事は日常のお世話として大切な事です。
日々変化しているので時にはpHを調整する薬を使用する事もあると思いますが、一気に入れるとpHショックを起こしてしまいます。
調整剤などを投入する時は少しずつ様子を見ながら入れるようにしてください。
底床も水質を大きく変化させる要因のひとつです。
もし底床を変える場合は、その底床が水質にどういう影響を及ぼすのかをしっかり調べましょう。
パッケージの裏面などを見ると書いてあると思いますので、ちゃんと読んで理解したうえで入れるようにしましょう。
いかがでしたか?
今回はpHショックについてご紹介しました。
熱帯魚を水槽に入れてすぐに死んでしまった場合、このpHショックが原因と考えて良いです。
pHショックは起こしてしまったら、治療する事はほぼ出来ません。
その為、予防する事がとても大切なのですが、そもそもpHショックは病気ではなく飼育者のミスで起こるものです。
つまり、飼育者であるあなたが注意すれば、簡単に回避出来るんです。
たかが水でしょ!と思うかもしれませんが、急激な水質の変化や水温の変化は熱帯魚にとっては命に関わるとても重大な問題です。
面倒でもお店で購入した魚を水槽に入れるときは水合わせをしっかり行ってください。
さらに水換えの際は、水槽の水を全部換えるのではなく、3分の1までにしましょう。
注意すれば防げるので、phショックを起こさないように注意しながら水合わせや水換えをするようにしましょう。
面倒かもしれませんが、熱帯魚達にとって命に関わる重大な問題なので気をつけましょう。