【熱帯魚の不調に!?】塩浴のやり方と期間・戻し方
薬浴よりも環境の改善が大切!!とにかく負担をかけないように細心の注意を払いましょう。
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グッピーの稚魚がかかりやすいとても危険な病気『ハリ病』。
尾ビレをたたんだままで針のように尖って見える為、こう呼ばれています。
熱帯魚がハリ病になるとどうなるのか?具体的な症状と治療法、さらに原因や予防する方法をご紹介します。
生まれたばかりの小さな命の治療になるので、とにかく負担をかけないようにする事がとても大切です。
どうぞ、ご覧ください。
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ハリ病はグッピーの稚魚がかかるとても恐ろしい病気です。
グッピーの稚魚の最大の死因が捕食される事だとすると、その次に危険なのがこの病気です。
グッピーの稚魚が各ヒレをたたんで、頭を振って泳ぎます。
懸命に泳ぎますが、餌を十分に食べる事が出来なくなる為、徐々に衰弱していき、死に至ります。
症状はグッピーエイズにとてもよく似ているのですが、グッピーエイズは稚魚から成魚まで発症します。
ハリ病は生後1週間程度の稚魚のみが発症しますが、成魚でもキャリア(病原を所持しながら、症状が出ない健康的な状態)にはなります。
稚魚は小さく各ヒレをたたんだ場合、尾が尖って見えるので、ハリ病と名付けられました。
まず、ハリ病の稚魚を見つけたら、隔離するようにしてください。
隔離したら様子を見ながら、水換えや掃除などをしてください。
病気の治療には薬を使う場合が多いのですが、薬は魚にとって負担がかかります。
しかも、治療をするのは生後1週間ぐらいの稚魚なので、まずは環境を改善してあげる事から始めましょう。
薬浴よりも環境の改善が大切!!とにかく負担をかけないように細心の注意を払いましょう。
環境を改善してあげれば、自分の回復力でハリ病を克服する事もあります。
もし、回復しない場合は0.2%の濃度の塩浴を行ってください。
それでも回復しない場合はメチレンブルーなどによる薬浴を行ってください。
結論から言うと、はっきりとした原因はよくわかっていません。
水質悪化や栄養不足、交配による弱体化などが原因と言われていますが、よくわかっていません。
魚のバリア機能が低下し、何らかのバクテリアによって引き起こされると言われています。
どんな病気でもそうなんですが、予防はとにかく大切です。
稚魚達に普段から十分な食事を与え、水質や水温の管理に気を配って、ストレスを与えないようにする事が一番の予防方法だと思います。
グッピーの稚魚がかかりやすい病気『ハリ病』についてご紹介しました。
病気の治療といえば薬浴というイメージはあると思いますが、相手は稚魚です。
とにかく負担をかけないように細心の注意を払って治療する事が重要。
まずは環境の改善→塩浴、そして最終手段として薬浴です。
手遅れになる事も多いのですが、早期発見し環境改善ができれば、まだ自力で治す体力がありますので、普段からよく観察するようにしましょう。