熱帯魚を導入する前にするべきの準備
熱帯魚の病気って怖いよね!!
8分
熱帯魚の病気って怖いよね!!
そうだね!!だから予防ってとても大切なんだよ!!
熱帯魚の病気って予防出来るの?
ある程度は予防する事は出来るよ!!
熱帯魚の病気にはいろいろな種類があります。
このサイトでも熱帯魚の病気についてひとつひとつ詳しくご紹介しています。
病気になってしまった場合、いち早く治療する事が大切ですが、そもそも病気にならないようにする事がとても大切です。
とは言っても、犬や猫はワクチンなどの予防法があるわけではありません。
そこでこの記事では熱帯魚の病気を予防について詳しくご紹介します。
熱帯魚の病気を予防するには水質悪化に気を付けて、熱帯魚にストレスを与えない事がとても大切です。
それではいってみましょう。
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それではまず、熱帯魚が病気になるのかを考えてみましょう。
熱帯魚の病気にはいろいろなものがありますが、原因となる寄生虫や菌は水槽に普通に存在する場合がほとんどです。
えッ!?普通に水槽にいるものが原因って事?
実はそうなんだよね!!
でも、なんで病気にならない熱帯魚もいるの?
それはね・・・理由があるんだよ!!
病気になる要因は大きく2つあると私は考えています。
その2つとは水質の悪化とストレスです。
病気の原因となる寄生虫や菌のほとんどは水槽に常駐しているもので、通常なら害はありません。
しかし、何かの原因で寄生虫が菌が異常に増えてしまった場合、熱帯魚は病気になります。
その何かの1つが水質の悪化です。
餌の与えすぎやろ過システムの不備、水換えをしていないなど、水質が悪化してしまった場合、病気の原因となるフレキシバクター・カラムナリスやエロモナスといった菌が増殖します。
すると熱帯魚は病気にかかりやすくなります。
熱帯魚が病気になる要因のもう一つがストレスです。
通常熱帯魚も免疫力があるので、病気になる事はほとんどありません。
しかし、ストレスを感じると免疫力が下がってしまいます。
すると、病原菌に対する抵抗力が低下してしまい病気になってしまうのです。
それでは熱帯魚の病気を予防する為にはどうしたら良いのでしょうか?
熱帯魚の病気の予防について詳しく解説していきます。
病気の予防する為には購入する時の熱帯魚選びが一番大切と言っても良いくらいです。
熱帯魚の病気の予防なのに買う時の魚選びが重要なの?
実はかなり重要なんだよ!!
熱帯魚を購入してすぐ死んでしまう場合、水合わせに原因がある事が多いのですが、実は購入する以前に既に体調を崩している場合も結構あります。
既に体調を崩している熱帯魚を購入してきて、調子を戻すというのは、かなり難しいです。
病気にかかって死んでしまう事もありますし、他の熱帯魚に病気が移ってしまう場合もあります。
その為、熱帯魚を購入する時が病気を予防するという観点から見てもとても重要です。
熱帯魚を購入してからすぐに水槽をいじる事はおすすめしません。
なぜかというと、導入してすぐが一番病気にかかりやすいからです。
購入してきた熱帯魚はショップで網で追いかけ回され、小さな袋の中に入れられ、全く違う環境に入れられるので、かなりのストレスを感じています。
でも、導入された直後の熱帯魚は一生懸命新しい環境に適応しようと頑張っているんです。
そんな状況で水換えをされたり、レイアウトを変更されたりなど、環境を変えられたら、さらにストレスが溜まって病気になってしまいます。
その為、熱帯魚を導入する前にしっかり準備をしておいて、万全の状態で熱帯魚を購入して導入してください。
導入した直後は水槽をいじらないようにしましょう。
熱帯魚達にとって水温はとても重要です。
特に急激な水温の変化はとてもストレスになります。
急激な水温の変化って具体的にどれくらい?と思う方もおられると思います。
具体的にいうと1日に2℃以上です。
熱帯魚の種類にもよりますが、1日に1℃温度が変わったぐらいなら大丈夫です。
しかし、2℃も3℃も変わってしまうと熱帯魚達はついていけません。
体調を崩してしまいます。
たった2℃と思うかもしれませんが、熱帯魚達はそれぐらい水温の変化に敏感な生物なんです。
さらに熱帯魚達にとっては水温が低いというのはあまり良くありません。
水温が若干高い分には大丈夫なんですが、低いと病気の発症率が上がる傾向にあります。
その為、水温が低くなりがちな冬場はヒーターの温度設定を少し高めにし、昼夜の温度差の激しい春や秋もヒーターを使用するようにしましょう。
熱帯魚が生きていく上で水槽の水質というのは一番重要な要素です。
水質の悪化が病気の原因になる事は説明しましたが、それだけではありません。
水質が合わないと体調をストレスになってしまいます。
水の性質を表す指標にはいくつかあるのですが、特に重要なのはpH(ペーハー)です。
熱帯魚達にはそれぞれ適応できるpHの範囲があります。
このpHが合わない水だと熱帯魚は体調を崩します。
水温同様にこの水質が急激に変わった場合も熱帯魚は体調を崩してしまいます。
熱帯魚にはいろんな性格の種類がいますし、個体によっても性格は違います。
他の魚と喧嘩をしたり、いじめられたり、追い掛け回されたりするとストレスを感じてしまいます。
私達もそうですよね。
人間関係ってストレスになりますよね。
熱帯魚達も同じなんです。
さらに小さな水槽にたくさんの熱帯魚が泳いでいるとそれもストレスになる場合があります。
過密飼育という状態です。
さらに自然界で群れを作って行動する小型カラシンなどの熱帯魚は仲間が少ないとストレスを感じてしまいます。
違う種類はもちろんですが、同じ種類の熱帯魚でも同じ水槽で飼育する場合は注意をしてあげる必要があります。
病気の予防するという観点から見ると、実は餌(えさ)もとても重要だったりします。
人間もそうですが、栄養のないものばかり食べているとそのうち病気になってしまいますよね?
熱帯魚も同じで、栄養価の高い餌をあげる事で病気の予防につながります。
でも、栄養価の高い餌ってどれを選んだらいいの?
餌の栄養成分を見て購入するといいよ!!
餌の容器の裏などに餌の成分が書かれていると思います。
この餌の成分を見る方はとても少ないと思いますが、餌を購入する時は餌の成分も見て選ぶようにしましょう。
特に見てほしいのが粗タンパク質と粗脂肪の部分。
粗タンパク質が45%以上、粗脂肪が10%より少し低いぐらいの餌を選ぶようにしましょう。
しかし、栄養価の高い餌はそれだけ太りやすい餌でもあるので、あげすぎには注意しましょう。
熱帯魚の病気を予防する方法をご紹介しましたが、病気になりやすい水槽とはどのようなものなのでしょうか?
具体的に以下のようなものがあります。
あなたの水槽は当てはまっていませんか?
なぜ病気になりやすい水槽なのか1つ1つ簡単に解説します。
熱帯魚にとって水温はとても大切です。
特に急激な水温変化には弱い生物なので、水温の管理が必須になります。
その温度管理をしていないというのは、当然病気になりやすい環境という事になります。
特に水温が低い場合は体調を崩しやすいです。
冬場だけはヒーターを使うという方もおられると思いますが、春や秋も夜は水温が低くなりがちなので、出来る限りヒーターを使って水槽の水温を管理するようにしましょう。
熱帯魚の病気の中には病気ではない他の熱帯魚にも移ってしまう病気も少なくありません。
その為、病気になった熱帯魚を同じ水槽で飼育していると他の熱帯魚も病気になってしまう可能性はとても高くなります。
もし熱帯魚が病気になってしまった場合は、その熱帯魚を他の水槽に隔離して治療するようにしましょう。
1つの水槽で熱帯魚をたくさん飼育している方もおられると思いますが、熱帯魚の数が多すぎになっていませんか?
1つの水槽でたくさんの熱帯魚を飼育する場合は、小型の熱帯魚なら1リットルあたり多くても2匹ぐらいが限度です。
それ以上にたくさんの熱帯魚が泳いでいると過密飼育という状態になってしまいます。
過密飼育は熱帯魚にとってストレスになりますし、排泄物も増えるので水質が悪化しやすい環境になります。
さらに熱帯魚同士の力関係もストレスにつながります。
熱帯魚は種類ごとに性格がありますが、実は個体ごとにも性格があります。
いじめられたり、喧嘩していたり、餌を食べていない熱帯魚がいませんか?注意して観察するようにしましょう。
ストレスは病気になる要因ですが、そもそも水槽を設置している場所が熱帯魚にストレスを与える環境になっている場合があります。
水槽の前を人が頻繁に行き来する場所だったり、近くにドアがあって頻繁に大きな音がする場所だったりetc...
何気ない事でも実は熱帯魚にストレスを与える環境だったりするので、注意しましょう。
いかがでしたか?
今回は熱帯魚の病気の予防についてご紹介しました。
熱帯魚の病気を予防するためには水質の悪化に注意し、ストレスを与えない環境を作り出す事が重要です。
水温・水質・混泳・餌など気を付けなければいけない事はたくさんありますが、病気になってしまったら、最悪命を落としてしまう事にもなりかねません。
その為、病気を予防するという事はとても大切です。
実は熱帯魚が病気になるかどうかは購入する時点で決まっていたりします。
購入する際は元気で健康的な熱帯魚を購入するように心がけましょう。