【有茎草】植え方とトリミングの方法・おすすめは?
水草をピンセットで植栽するコツとピンセットの選び方
7分
水草を植えるのにピンセットを使っているのよく見ますよね?
でも、実際植えてみると上手に植える事が出来ない!!そんな方もおられるのではないでしょうか?
水草を植える事を植栽(しょくさい)と言います。
水草をピンセットで植栽するコツは、根の先を挟んでピンセットから底床に入るように斜めにです。
この記事ではピンセットで水草を植栽する時のコツをご紹介します。
とても大事なアイテムでもあるピンセットの選び方やおすすめのピンセットもご紹介しますよ。
それではいってみましょう。
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ピンセットで植えないと水草は育たないのか?
水草はピンセットで植えるというイメージが強いですよね?
でも、手で植えたりしたらダメなの?という方もおられるのではないでしょうか?
ピンセットを使わずに植えても、水草を育てる事は出来ます。
これは断言できるのですが、正直私はピンセットで植えるの難しそうだなと思って、手で水草を植えていました。
それでも全然問題なく水草は育ちました。
ただ今から考えるとなんで手で植えていたのだろうと思います。
コツさえつかんでしまえば、ピンセットを使った方が全然簡単に植えられます。
ピンセットを使った植栽のコツ
まずは準備をする
ピンセットで植える前にまずは水草の準備をしましょう。
ポットに入っている場合はポットから出し、ウールがついている場合は取り除いてください。
水草だけになったら下処理をしていきましょう。
有茎草の場合は下の葉や傷んでいる場合は下の茎を切ります。
根のある水草の場合は傷んでいる葉を切り、根を植えやすいようにカットしておきましょう。
水草の種類によって下処理は若干違ってきます。
それぞれの種類の水草の植え方や種類は別記事でまとめていますので、読んでみてください。
有茎草の場合
有茎草の場合は茎の先をピンセットではさんで持ってください。
有茎草を植える場合は少し斜めに植えるようにし、必ず茎の間にある節が底床に埋まるようにしてください。
有茎草は節から根を生やしていくので、この節が埋まっていないと根づけないので成長出来ません。
植える場合のコツなのですが、図のように植えるようにしてください。一列の場合はラインに沿って植え、その前に植える時は必ず間に植えるようにしてください。
根のある水草の場合
根のある水草の場合は根の先をつかむようにしてください。
植える時はピンセット側からスライドさせるように植えるようにしましょう。
根のある水草の場合は根を傷めてしまうとうまく育たなくなってしまいます。
植える場合のコツなのですが、有茎草と同じように植えていくのですが、葉が広く広がる場合も多いので、有茎草に比べてスペースを空けるようにする事が大切です。
ピンセットの種類
実はピンセットと一言で言っても種類がいっぱいあります。
ピンセットの素材
まずは素材からみていきましょう。
ピンセットと言われると金属製のものを想像する方がほとんどだと思います。
実際に水草を植えるのに使われるピンセットも金属製のものが多いです。
しかし、水につけて使うので、錆(さび)など腐食しやすいという欠点があります。
実は他の素材を使ったピンセットもあります。
まずはプラスチックです。
プラスチック製のピンセットは軽くて柔らかく、腐食しにくいという特徴があります。
これなら落としても足に刺さるという事はありませんが、金属製に比べると強度がないので、先端がどうしても太くなるというデメリットがあります。
他にも竹製のピンセットもあります。
これはアクアリウムでは使っている人がほとんどいないのですが、爬虫類などの飼育ではこの竹製のピンセットが好まれているようです。
形による違い
次に形による違いについて見ていきましょう。
まずは一般的な一直線のタイプがあります。
一直線のピンセットは直感的に使える為、狙ったところにピンポイントで植える事が出来ます。
次に先端が曲がっているタイプです。
先の曲がっているピンセットは直線タイプに比べると若干使いにくいのですが、慣れてしまえば十分使えます。
直線のピンセットでは植えにくいような場所に水草を植える場合、この先端が曲がっているタイプのものが便利です。
先が平らなピンセットもあります。
これはアクアリウムではあまり使いません。
毛抜きピンセットみたいなピンセットです。
直線タイプでも先の細いピンセットがあります。
このタイプはアクアリウムでよく使われるピンセットで、水草を植える場合にとても使いやすいピンセットです。
しかし、先がしっかりしたものでないと簡単に曲がってしまったりします。
長さによる違い
次に長さによる違いについて見ていきましょう。
長さも様々なものがあります。
アクアリウムでは水草を植える時に衣服が濡れない長いピンセットがよく使用されます。
しかし、大きな水草の場合は結構長いピンセットは使いにくいので、短めのピンセットがおすすめです。
ピンセットの選び方
それでは水草を植えるのに適したピンセットの選び方をご紹介します。
ピンセットには医療用や美容用、クラフト用やアクアリウム用などいろんな用途のピンセットが販売されています。
ピンセットもピンからキリまであり、100均で売られているようなものから高価なものまであります。
水草を植栽する場合は、少し高価でも専用のピンセットを購入する事をおすすめします。
水草の植栽は結構細かい作業です。
たかがピンセットと思うかもしれませんが、結構違いますし、専用のものだとストレスが少なくて使いやすいです。
選ぶ時のポイントは、一直線のタイプで先が細くステンレス製のもの、長さは何種類かあると良いです。
まず一直線のものは必ず一本あった方が良いです。
先が細いととても使いやすく水草を植えやすいのでおすすめです。
水草を植える場合は当然ですが水の中に入れる事になるので、ステンレス製のものが良いでしょう。
ピンセットは一本ではなく、何種類かあると便利です。
先の曲がっているものや長さの違うものなど何種類かそろえておきましょう。
おすすめのピンセットは?
ピンセットは水草専用のものが良いとご紹介しましたが、実際結構高いです。
今回はひとつだけおすすめのピンセットをご紹介します。
GEXさんから販売されている水草ピンセット ストレートです。
おすすめする点は次の通りです。
- 先端がギザギザ加工されているので、水草をしっかりつかめる
- グリップの部分が大きくなっていて握りやすく疲れにくい
- 黒色のピンセットなので見やすい
- 水草専用で実績があり、コスパも良く1,000円ぐらいで買える
特に初心者の方には値段も手ごろなのでとてもおすすめです。
実際私が水草を植える為に最初に買ったピンセットです。
まとめ
いかがでしたか?
今回はピンセットで水草を植栽するコツとピンセットの選び方についてご紹介しました。
ピンセットで植栽する時のコツは、有茎草の場合はやや斜めに植える、根のある水草の場合はピンセットの面からスライドさせて植える事です。
植栽する場合は必ず他の水草とのスペースを意識するようにしてください。
ピンセットは専用のもので直線タイプの先の細いもの、水につけて使うのでステンレス製のものがおすすめです。
ピンセットについては何本か持っておくと場面に応じて使い分けられます。
たかがピンセットと思われるかもしれませんが、水草を植える上でピンセットはとても重要な道具になります。
その為、ピンセットは少し高くても専用のものを購入するようにしましょう。
ちなみに今私は『JAQNO ピンセット(L)』を使用しています。
プロの方でこのピンセットを使われている方も多いのですが、ちょっとマニアックで手に入れづらいピンセットでもあります。
値段も結構高いので、もし気になった方は購入して、使ってみてください。