水草レイアウトの基本!!前景・中景・後景とは?オススメの水草は?
【球根を持つ水草】植え方とトリミングの方法・おすすめは?
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水草の中にはチューリップと同じように球根を持つタイプのものもあります。
この球根を持つ水草はそんなに種類が多くありません。
今回は球根を持つ水草の特徴や植え方、トリミングの方法、おすすめの水草について詳しくご紹介します。
どうぞご覧ください。
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球根を持つ水草の特徴
球根を持つ水草はチューリップのような球根を持っているタイプの水草です。
睡蓮(すいれん)の仲間というとイメージしやすいと思います。
このタイプの水草はとても数が少ないです。
なので、今回は最も一般的なニムファを例にご紹介します。
球根から伸びる葉は芽が出ると水中葉を展開し、水槽の環境によっては水面まで浮葉を展開して、睡蓮のような花を咲かせます。
球根に栄養を蓄えている為、芽が出て水中葉を展開して、成長モードに入るまでで失敗する事が少ない水草です。
実は水草を植えた水槽で一番難しいのは最初の段階なんです。
最初の段階ではコケに負けてしまって失敗する事が多いのですが、球根に栄養を蓄えている為、失敗する事がほとんどありません。
色や大きさによっていくつか種類があるので、前景から後景まで配置する事が出来ます。
球根が浮いてしまう事もあるので、その場合は石などを巻きつけて浮かないようにしましょう。
成長を維持する為にリン酸や硝酸をたくさん必要としますので、必要に応じて栄養を添加が必要です。
球根を持つ水草の植え方
球根を持つ水草の植え方について詳しくみていきましょう。
球根を持つ水草は球根に少し新芽が出たものと葉を多くつけたものが売られています。
右の図は葉をつけたものですが、球根、根、水中葉、浮葉に分ける事が出来ます。
浮葉は水中葉と形が違いますし、色も濃く、肉厚です。
球根状のものは特に準備はありません。
葉をつけたものは根を植えやすいようにカットしましょう。
浮葉は切っても切らなくてもお好みでOKです。
まず球根状のものを植える場合です。
新芽が出ているので傷めないように注意してください。
新芽の出ている方を上にして、半分くらいを底床に埋め込みましょう。
葉のついているものは下処理をした後、底床に球根と根を埋め込みましょう。
この時、球根や株を傷めないように注意が必要です。実は埋め込まなくても大丈夫で転がしておいても育ちます。
球根を持つ水草のトリミングの方法
球根を持つ水草のトリミングはこまめに行う必要があります。
増えすぎた葉を隙間なく生えている葉を根元からカットしてください。
古い葉や枯れてきた葉もこまめにカットしてください。
この球根を持つ水草の気をつけないといけないところが浮葉です。
数枚~数十枚の水中葉を展開した後、浮葉を展開しようとします。
浮葉が育つと周囲が陰になってしまうので、それでも問題なければ展開させても良いでしょう。
一度浮葉を形成すると浮葉しか出さなくなります。
その場合は、全ての浮葉をカットして、その後も浮葉をカットし続けると水中葉を出すようになってきます。
球根を持つ水草の魅力の一つが花を咲かせる点です。
もし開花まで狙う場合は浮葉を出来るだけキープするようにしてください。
おすすめの球根を持つ水草のは?
ここでは一般的な球根を持つ水草を4つご紹介します。
球根を持つ水草を育てるコツは?
球根を持つ水草は基本的に丈夫なので水草水槽で通常のメンテナンスを行っていれば、大きな問題はありません。
定期的に水換えをし、照明をタイマーで管理し、出来ればCO2(二酸化炭素)も添加してあげるようにしましょう。
環境によっては、葉が溶けたり、枯れたりしてしまう事があります。
その場合は、CO2や光量が不足している為、光合成不足です。
また、大きな水質変化は柔らかい葉がダメージを受けてしまうので、水換えの量も注意をしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
今回は球根を持つ水草についてご紹介しました。
初期段階での失敗が少なく、比較的丈夫なので、初心者の方にはおすすめの水草です。
ただ、浮葉を展開してくるので、その点は注意した方が良いでしょう。
浮葉を形成すると浮葉しか出さなくなりますし、水面に大きな葉を出すので影が出来てしまいます。
しかし、浮葉をうまくキープすれば、睡蓮のように花を咲かせる事もあるので、開花を狙うのも良いと思います。
ぜひ、挑戦してみてください。