えっ!?違うの!?水中葉と水上葉の違いや特徴
水槽に水草を植えたいんだけど、好きな水草を好きなように植えて良いの?
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水槽に水草を植えたいんだけど、好きな水草を好きなように植えて良いの?
好きなように植えても良いけど・・・
美しい水草水槽を作ろうと思ったらコツがいるよ!!
せっかく水草を植えてアクアリウムを楽しむんだったら、美しい水草水槽を作りたいですよね?
この記事では水草水槽のレイアウトの基本となる前景・中景・後景について解説していきます。
水草レイアウトに決まりはありませんが、前景・中景・後景の特徴を踏まえて水草を植えるだけで、それなりに美しいレイアウトの水草水槽を作る事が出来ます。
それぞれの特徴や適した水草もご紹介しますよ。
それではいってみましょう。
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そもそも水草水槽に決まりというものはあるのでしょうか?
私の考えは『ノー』です。
水草のレイアウトはその人の個性や感性によるものなので、自由であるべきだと思います。
好きな水草を好きなように植えれば良いと思いますし、基本を無視してみるのも楽しいと思います。
しかし、せっかく水草水槽を作るんだったら、美しく作りたいですよね?
水草は自由に植えて良いのですが、ちょっとした基本を抑えるだけで、とても美しく見えるようになります。
水草を植える時に今回ご紹介する基本をちょっと意識するだけでも、美しい水草水槽を作る事が可能です。
その基本は水槽の手前から奥に向かって背を高くするです。
手前に背の高い水草を植えると後ろが見えなくなりますよね?
この基本を抑えるために水槽を前景、中景、後景という3つのエリアに分けて考えるととても良いです。
水槽を横から見るとこんな感じです。
それぞれのエリアの特徴を理解し、それに適した水草を植える事で簡単に美しい水草水槽が作る事が出来ます。
各エリアの特徴や適した水草などについて見ていきましょう。
前景とは水槽の一番手前のエリアで開放感や横の広がりなどを演出する役割を持つエリアです。
3つのエリアの中でもっとも面積が広くなる事が多く、一番目に付く部分なので、水槽全体の印象を大きく左右するエリアでもあります。
前景に水草を植える場合は成長しても背が高くならない水草を使う事がおすすめです。
この前景に背の高くなる水草を植えてしまうと後ろが全部隠れて見えなくなってしまいます。
その為、背の低い水草がオススメなのですが、実は背の低い水草は光量やCO2(二酸化炭素)、養分が十分に届かないとうまく育たない為、結構難しいんです。
しかし、うまく育成出来ればレイアウトの完成度はグッと高まります。
完成度を左右する大事なエリアって事ね!!
前景は必ず水草を植えないといけないわけではありません。
あえて水草を植えないというのも一つの手です。
その場合、自然の感じが薄くなってしまうので化粧砂と呼ばれる白い砂の底床が使用される事が多いです。
前景に植える水草は以下のようなものが良いでしょう。
中景は前景と後景の繋ぎの役割を果たす部分です。
中景は流木や石などを使う部分でレイアウトの骨組みとなるとても重要な部分でもあります。
石や流木とのバランスや後景草もマッチングだったり、水草の選別や配置が一番難しいところで、レイアウトの中央部分に植えるので後からの変更が難しい部分でもあります。
中景には背丈が低すぎず、かつそこまで背が高くならない水草がおすすめです。
中景に植える水草は以下のようなものが良いでしょう。
後景は水槽の一番後ろのエリアのことで、水槽の背景となる為世界観や奥行きを決めるエリアです。
後景には背の高い水草や葉の大きな水草がおすすめです。
後景に使える水草はとても種類が多いので、自分の好きな水草を選ぶ事が出来るところ。
ただ背が高くなる水草を使用するので水槽の水深を考える必要があります。
その為、成長して伸びてきたら適度にトリミングしなければいけない部分です。
後景に植える水草は以下のようなものが良いでしょう。
いかがでしたか?
前景はレイアウトの完成度を左右し、中景は骨組みを左右し、後景は世界観を左右するエリアです。
水草をレイアウトする時は前景・中景・後景の3つのエリアを意識する事でとても美しくなります。
前景は背の低い水草、後景は背の高い水草、中景はつなぎとなる水草を植えると良いでしょう。
今回ご紹介したのは水草水槽を美しく見せる為のレイアウトの基本です。
あくまでも基本なので絶対にこうしないといけない訳ではありません。
水草レイアウトはその人の個性や感性によるものなので、あまり難しく考えずに自由に水草を植えてみてください。