【とても重要】熱帯魚の混泳!失敗しない為の注意点
体の表面がまさにヘビって感じだね!!
古代魚の入門種と言われる熱帯魚
古代魚飼育の入門種としても有名な熱帯魚『ポリプテルス・セネガルス』
ヘビのような細長い体型とたくさん並んだ背ビレがとても特徴的な熱帯魚です。
そんなポリプテルス・セネガルスの飼育について特徴・飼育のポイント・繁殖・種類などご紹介します。
それではいってみましょう。
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学名:Polypterus senegalus
分類:ポリプテルス目ポリプテルス科ポリプテルス属
ヘビのような細長い体をしていてヒレがとても多いのが特徴的な熱帯魚です。
頭の部分は上下に扁平(へんぺい)していて、体はヘビのような体型をしています。
小離鰭(しょうりき)と呼ばれるひし形の形をした背ビレが尾ビレに向けて10枚前後並んでいます。
ポリプテルスとは「多くのヒレ」という意味で、多鰭魚(たきぎょ)と呼ばれる事もあります。
ガレイン鱗(りん)と呼ばれる主にエナメル質の硬い鱗を持っています。
飼い込んでいくと体色がやや緑がかってきます。
さらに特徴的なのが浮き袋を2個持っている点。
エラ呼吸と肺呼吸が可能な珍しい魚で水上に出てもしばらく呼吸が出来る熱帯魚です。
体の表面がまさにヘビって感じだね!!
魚から両生類に進化する途中って感じの見た目だね!!
ポリプテルス・セネガルスは古代魚の仲間です。
大きな種類の多い古代魚の中でもそこまで大きくならない熱帯魚です。
古代魚はその名の通り古代から生きている魚の総称です。
ポリプテルスは古代デボン紀(約4億1600万年前~約3億5920万年前)に登場した魚と言われています。
故郷はアフリカなどです。
値段は種類にもよりますが、ノーマルの稚魚や幼魚で1匹1,000円前後~です。
体長は30cmぐらいになります。
自然界では50cmを超える個体もいるようですが、飼育環境下では20~30cmぐらいです。
性格はとても大人しいです。
多種を攻撃するような大型の魚や口に入ってしまうような小さな魚でなければ混泳可能です。
肉食性の魚で小さな魚やエビなどを食べるので、混泳はある程度の大きさのある魚でないと出来ません。
特に同じ低層を泳ぐコリドラスなどは食べられてしまう事が多いので注意してください。
さらに幼魚は食欲旺盛で何でも食べようとします。
その為、共食いをする可能性が高いので、同種でも幼魚の時は注意が必要になります。
好む水温:22~26℃
好む水質:弱酸性~中性
かなり丈夫な熱帯魚なので水質に関してはそこまで気にする必要はないかもしれません。
極端にアルカリ性に傾かない限り飼育は容易です。
低層で暮らす為、低層が汚れていると体調を崩してしまう事があるので注意してください。
飼育難易度 ★☆☆☆☆
飼育しやすいので、ちょっと変わった魚や古代魚を飼育してみたいという方にはとてもおすすめです。
餌は何でも大丈夫です。
人工飼料も生き餌も冷凍餌もとにかくよく食べるので、餌は特に気にする必要はないと思います。
寿命は10年程度です。
とても丈夫な魚なので基本的に病気はしません。
ただ、低層暮らす為、角のある底床(水槽の下に敷く石や砂利)は怪我をする恐れがあるの避けた方が良いでしょう。
ポリプテルス・セネガルスですが、繁殖は難しいです。
一応飼育下でも条件が揃っていれば繁殖は可能です。
オスとメスの判別は可能で、オスは尻ビレが幅広く、メスは細長いです。
まず生後3年以上経過したオス1匹とメス2匹を同じ水槽で飼育してください。
大量に水換えをして水温が下がるとトリガーとなって産卵する事が多いです。
オスがメスを追いかけ、メスが卵を産み、それをオスが尻ビレで受け止めて受精し、ばら撒きます。
水槽にはウィローモスなどを入れて、卵が食べられないように保護してあげてください。
卵は3日ほどで孵化します。
孵化率が低いので、もし3日以上経っても孵化しない場合は水質悪化の原因になるので卵を回収してください。
孵化したら2日程度で泳ぎ始めるので、ブラインシュリンプなどをあげてください。
稚魚は餌の食い付きが悪いのでイトミミズやインフゾリアなどいろんな餌をあげるようにして様子を見てください。
ポリプテルス・セネガルスは古代魚の中でも人気の種類です。
その為品種改良も盛んでいろいろな種類がいます。
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一般的なポリプテルス・セネガルスで最も流通している種類です。
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アルビノタイプのポリプテルス・セネガルスで、白い体色と赤い目が特徴的です。
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少し黄色がかった光沢のある体色が特徴的なポリプテルス・セネガルスです。
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プラチナよりも少し黄色がかった特徴的なポリプテルス・セネガルスで、比較的新しい改良品種です。
白い体色でプラチナのような光沢がとても美しいポリプテルス・セネガルスで、1匹数万円ととても高価な種類になります。
ポリプテルス・セネガルスは飛び出し事故の多い熱帯魚になります。
水槽には必ず蓋をするようにしてください。
ポリプテルス・セネガルスですが、30cmぐらいの大きさになります。
大きな種類の多い古代魚の中でも小さい種類にはなりますが、それでも20~30cmぐらい。
それなりに大きな水槽が必要になるので、注意してください。
ポリプテルス・セネガルスは肉食の熱帯魚なので、口に入るサイズの魚やエビを食べます。
大人しい性格なので、混泳は出来るのですが、攻撃的な熱帯魚や口に入ってしまうような熱帯魚との混泳は避けるようにしてください。
いかがでしたか?
今回はちょっと変わった熱帯魚ポリプテルス・セネガルスをご紹介しました。
ポリプテルス・セネガルスは古代魚の入門種としてとても有名な魚で、とても飼育しやすい熱帯魚です。
しかし、古代魚なのである程度の大きさにはなります。
その為、最低でも45cm以上、出来れば60cm以上の水槽で飼育するようにしましょう。
肉食で口に入る大きさの魚を食べてしまう為、混泳には注意が必要です。
ヘビのような体型とたくさんある背中のヒレが特徴的で飼育しやすい熱帯魚『ポリプテルス・セネガルス』。
ぜひ、挑戦してみてください。