ホーム熱帯魚図鑑

人懐っこい熱帯魚

パロットファイヤーを飼育しよう!!

パロットファイヤーを飼育しよう!!

赤い体色と丸々とした体型がとても特徴的な熱帯魚『パロットファイヤー』。

おちょぼ口も特徴的で、人懐っこく慣れてくると手に擦り寄ってくる事もあるくらいなんですよ。

そんなパロットファイヤーの飼育について特徴・飼育のポイント・繁殖・種類などご紹介します。

それではいってみましょう。

<広告>

パロットファイヤーってどんな熱帯魚?

パロットファイヤーってどんな熱帯魚?

学名:Cichlasoma citrinellum × Cichlasoma synspilum

分類:スズキ目シクリッド科

パロットファイヤーの特徴は?

赤い体色と丸々とした体型が特徴的な熱帯魚です。

おちょぼ口をしていて、正面から見るととても可愛らしい顔をしています。

赤色が代表的ですが、青色や黄色、紫色などカラーバリエーションが豊富です。

実はこのパロットファイヤー、自然界には存在しない熱帯魚でもあります。

人の手によって生み出された熱帯魚で、シンスピルムとフラミンゴ・シグリッドという熱帯魚を交配させた改良品種になります。

えっ!?自然界に存在していない熱帯魚なんかいるの?

改良されている品種が多いから、実はけっこういるんだよね!!

さらにこの魚の特徴的なところは、人に懐くところ

餌が欲しくて寄ってくる熱帯魚は多いですが、このパロットファイヤーは慣れると手に擦り寄ってくる事もあるぐらいなんです。

人懐っこい熱帯魚って可愛さもひとしおだよね!!

でも、気を付けないと結構ヤバい熱帯魚なんだよ!!ときどき噛まれるし!?

たまにオスとメスがキスしてる事もあるしね!!

パロットファイヤーはどの種類の熱帯魚?

パロットファイヤーはシクリッドの仲間です。

シクリッドの仲間なので気性がけっこう荒いです。

パロットファイヤーの故郷はどこ?値段は?

故郷は台湾です。

自然界には存在しないので、故郷はないのですが、シグリッドの養殖が盛んな台湾で作られました。

値段は1匹1,000~2,000円~です。

パロットファイヤーはどれぐらいの大きさになるの?

体長は20cmぐらいになります。

小型の熱帯魚ではなく、中型の熱帯魚になります。

パロットファイヤー飼育のポイント

性格は?混泳は可能?

性格はかなり気性が荒く、縄張りを主張します

喧嘩もとても多い為、混泳不可能です。

見た目に反してとても気性が荒く、他の熱帯魚を殺してしまう事もある程です。

アロワナなど大型の熱帯魚なら混泳は可能ですが、ちょっと大きい程度の中型の熱帯魚なら喧嘩になります。

実際倍以上の大きさのあるタイガーオスカーと混泳させた事がありますが、目が合うと喧嘩になり、オスカーの方がやられている感じでした。

すぐに別の水槽に移しましたが、見かけによらずとても凶暴な熱帯魚だと感じました。

水温・水質について

好む水温:22~28℃
好む水質:中性~弱アルカリ性

基本的に丈夫な熱帯魚なので、水質・水温ともあまり気にしなくても大丈夫です。

ただ水質が酸性に傾いていたり、水温が低いと体色が薄くなってしまいます。

綺麗に発色させようと思ったら、水質・水温ともにしっかり管理し、ストレスのない環境を維持するようにしましょう。

飼育難易度は?餌は?

飼育難易度 ★★☆☆☆
飼育はとても簡単ですが、混泳は不可能と考えた方が良いでしょう。

餌はシクリッド用の肉食性の餌がおすすめです。

基本的に何でも好き嫌いせず食べてくれますが、肉食なので生き餌を好みます。

寿命は?かかりやすい病気は?

寿命は5~7年程度です。

基本的に丈夫な熱帯魚なので、あまり病気はしません。

ただ水質悪化やストレスなどで白点病を発症する事があるので、注意が必要です。

パロットファイヤーの色揚げ

パロットファイヤーの色揚げ

パロットファイヤーの色揚げを狙うのであれば、まずはストレスのない環境を作りましょう

水質が酸性に傾いたり、温度が低くなると体色が薄くなるので、色揚げをするのであれば水質や水温をしっかりキープしてあげる事が大切です。

飼育してみると色が薄くなる事はけっこうあるので、薄くなっている場合は注意して観察するようにしてください。

自分より大きな魚がいるとストレスを感じますし、喧嘩になる事も結構多いです。

ストレスを抱えていると体が黒くなる事もありますので、注意してください。

色揚げを狙うのであれば、餌も重要な要素になります。

ディスカスハンバーグやディスカスやアロワナの色揚げ用の餌のあげると良いでしょう。

赤いパロットファイヤーの色揚げならキョーリンさんの『ブラッドレッドパロット+』がおすすめです。

パロットファイヤーの繁殖

パロットファイヤーの繁殖

繁殖は容易?オスとメスの見分け方は?

パロットファイヤーですが、繁殖する事は出来ません

飼育していると卵を頻繁に産むと思いますが、孵化する事はない為、見つけたらすぐ取り除くようにしましょう。

なぜ繁殖が出来ないのかですが、改良品種の為オスの生殖器が十分に発達していないからです。

パロットファイヤーの種類

パロットファイヤーはカラーバリエーションが豊富な熱帯魚なのですが、ここでは比較的入手しやすい種類を4つご紹介します。

ハートテール・パロットファイヤー

尾ビレがないパロットファイヤーで、全身がハートに見えるとてもキュートな種類です。

プラチナパロットファイヤー

白い体色が特徴的なパロットファイヤーです。

メタリックブルーパロットファイヤー

メタリックブルーの体色がとても綺麗で少し模様の入ったパロットファイヤーです。

タイガーパロットファイヤー

トラ柄のような模様の入ったとてもカラフルなパロットファイヤーです。

飼育のコツ・注意点は?

混泳は出来ないと考えた方が良いかも

パロットファイヤーはとにかく気性の荒い熱帯魚になります。

体の大きさが倍ぐらいの中型魚でも普通に喧嘩をしますし、目が合ったら喧嘩が始まります。

縄張り意識も強く、しつこく追い掛け回したりするので、基本的に混泳は出来ないと考えた方が無難だと思います。

ストレスで色が薄くなる

水質が酸性に傾いたり、水温が低くなると体色が薄くなります

飼育していると「どうしたの?」と思うくらい色が薄い時もあります。

日によっても色がけっこう違いますので、色が薄くなったらちょっと注意して観察するようにしましょう。

まとめ

パロットファイヤーのまとめ

いかがでしたか?

今回はパロットファイヤーについてご紹介しました。

パロットファイヤーは金魚に似ている丸々とした体型と赤い体色がとても特徴的な熱帯魚です。

人懐っこくてとても可愛い見た目をしているのですが、気性は荒く、縄張り意識のとても強い凶暴な熱帯魚でもあります。

その為、混泳は出来ない魚と考えた方が良いと思います。

人工的に作られた熱帯魚で繁殖は出来ないのですが、卵はしょっちゅう産むので見つけたら取り除いた方が良いです。

卵を取ろうとするとかなり抵抗しますが、水質悪化に繋がるので、そのままにするのはあまり良くありません。

赤いパロットファイヤーが一般的ですが、いろんな体色がいますし、ハートの形をしたキュートな種類もいます。

混泳さえ気を付ければ飼育しやすく、とても可愛い熱帯魚なので初心者の方におすすめです。

ぜひ、挑戦してみてください。

この記事が役に立ったらシェアお願いします!!