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水槽に石を入れよう!!アクアリウムの石組みレイアウトのコツ

7分

アクアリウムのレイアウトに使う素材はいろいろあります。

その中でも水槽に迫力を出せるアイテムが石や岩です。

大きな石があるだけで存在感が出るよね!!

でも、けっこう難しい気が・・・

この記事では水槽に石を入れる時の注意点や石を組み合わせたレイアウトのコツをご紹介します。

石組みレイアウトは入れる石の大きさをバラバラにして遠近感を出し、不自然にならないようにレイアウトするのがコツです。

初心者がやってしまいがちなミスについてもご紹介しますよ。

石の種類や石の選び方については他の記事で詳しくご紹介していますので、そちらをご覧ください。

それではいってみましょう。

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石を使ったレイアウトって難しいの?

石を使ったレイアウトってなんか難しいそう!!

実はそうでもないよ!!

アクアリウムなどで水槽に石を入れるとそれだけで迫力が出ます

使う石にはいろいろな種類があって、それぞれ特徴があります。

そう聞くと難しそうと感じる方も多いと思いますが、実際は簡単。

初心者の方でも石を入れるだけで本格的なレイアウトが作れてしまうくらい簡単で、扱いも容易です。

水槽に石を入れる時の注意点

水槽に石を入れる時の注意点

簡単ならやってみようと思われた方も多いのではないでしょうか?

簡単なのですが1点だけ頭に入れておいてほしい注意点があります。

それは石には水質を変化させる効果があるという事です。

これは徐々に石の成分が水の中に溶けだして、pHをアルカリ性に傾ける作用があるからです。

水質に及ぼす影響は石によって違いますが、中には大きく水質を変えてしまうような石も存在しますし、水質を酸性に傾ける石もあります。

特に水質の変化に敏感な生体(シュリンプなど)を飼育している場合は注意が必要です。

その為、水槽に石を入れる場合は、入れる前には煮沸消毒したり、1週間ぐらい水の中に付けておいてpHの変化をチェックしてください。

石組みレイアウトのコツ

石組みレイアウトのコツ

石を組み合わせて作るレイアウトの事を石組みレイアウトと呼びます。

ここでは石組みレイアウトのコツをご紹介します。

使う石の数は奇数

えッ!?数に決まりがあるの?と思われた方も多いかもしれませんが、決まりはありません。

偶数でも問題は全くありませんが、原則は奇数と言われています。

偶数だとどうしても規則的になってしまい不自然な感じが出てしまうからです。

奇数だと自然だからこその不自然な感じを再現しやすく、バランスも取りやすくなります。

石の種類を統一しよう

アクアリウムで使う石にはいろいろな種類のものがあります。

石の種類についてご紹介すると長くなるので、この記事では割愛させて頂きます。

石組みレイアウトの場合、石の種類は1種類にした方が統一感が出て良いとされています。

違う種類の石を使う場合、バランスを取るのに技術が必要です。

さらに石の中には水質に大きな影響を及ぼす石もあるので、種類を統一した方が水質も安定しやすいと思います。

しかし、違う石を使ってはいけないという事ではありません。

いろいろな石を混ぜ合わせたレイアウトに挑戦するのも全然ありです。

ただ、レイアウトの難易度は上がりますし、統一した方が簡単にバランスをとる事が出来るのでおすすめです。

大きさの違う石を使おう

石の種類は統一した方が良いですが、大きさはバラバラにした方が良いです。

同じような大きさの石ばかりを使うと変な統一感があって不自然なレイアウトになってしまいます。

実際川などに落ちている石も大きさはバラバラですよね?

大きさをバラバラにする事で遠近感も出せるのでおすすめです。

石の数は奇数で、同じ種類の石、でも大きさはバラバラがポイントなんだね!!

そうだね!!もちろん絶対こうじゃないとダメってことはないよ!!

美観は人それぞれだからレイアウトも人それぞれだよ!!

親石は高くする!?

親石は高くする!?

石組みレイアウトを行う場合、親石・副石・添石と呼ばれる言葉があります。

親石というのは水槽レイアウトの中で主役となる大きな石の事です。

特にこの親石を高めにしてあげるととても遠近感が出ます。

水槽の高さの3分の2以上の高さがある石が良いとされていて、真ん中より左右どちらかに重心をずらしてあげるとかっこよく見えます。

副石は親石より小さな石で、さらに小さな石を添石(そえいし)と呼びます。

この大きさの違う3つの石を使って石の群れを作る石組みは三尊石組(さんそんいわぐみ)と呼ばれていて、日本庭園の石組みの基本パターンの一つです。

初心者がやってしまいがちなミス

初心者がやってしまいがちなミス

ここでは石組みレイアウトで初心者がやってしまいがちなミスをご紹介します。

あなたはやっていませんか?

底床の上から石を置く

石組みレイアウトで初心者の方がよくやってしまいがちなのが、水槽に底床を入れてその後に石をおいていくという方法です。

なにがまずいかというとレイアウトが崩れる可能性が高い点。

底床は水槽の流れやメンテナンスなどをした時に動いてしまいます。

すると当然ですが、底床の上に置いている石も動きますよね。

底床の上に石を置いてレイアウトしていると、時間が経つにつれ底床が動きレイアウトは壊れていきます。

その為、石組みをする時はまずは石を配置してから底床を入れましょう

水槽のガラスに直接石を置くのに抵抗があるという方は、ほんの少し底床を敷いてから石組みをして、終わってから底床を入れるようにしてください。

石から置いていくんだね!!

そうだよ!!石組みレイアウトでとても参考になるADAさんの動画でも石は先に置いてる事が多いんだよ!!

石が濡れる事を考えていない

石組みをして水を入れたらなんか思っていたのと違うなんて事もよくあります。

原因は石が水に濡れる事を考えていないからです。

水槽に入れる前の状態は乾いていると思いますが、水を入れると石は見た感じが変わってきます

乾いた状態の石でイメージして石を並べてしまうと水を入れた時に「あれ!?思っていたのと違う!?」ってなってしまいます。

水槽に石を入れる時は濡れた状態をイメージしながら石を並べると思っているものとのギャップを小さくする事が出来ます。

まとめ

いかがでしたか?

今回は石組みレイアウトのコツについてご紹介しました。

石組みレイアウトのコツは自然な感じを出す事です。

不自然な感じにならないようにする事が大切で、その為に石を奇数にしたり、大きさをバラバラにしたりなどのコツがあります。

しかし、レイアウトに正解はありません。

美観は人それぞれなので、迷った時は参考にしてみてください。

石を入れる場合は底床の上に置くのではなく、まずは石を配置してから底床を入れるようにしましょう。

失敗しない為に石が水質に影響を与える事と濡れたら風合いが変わる事を頭に入れておいてください。

あともうひとつ、石が倒れたりするとガラスが割れてしまう事があるので、底床などを厚く敷いて地震などで石が倒れないようにしておく事も大切です。

石にもいろいろな種類があります。

長くなってしまうので、この記事では割愛しましたが、別記事に詳しくまとめていますので、ぜひ、読んでみてください。

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