水槽に石を入れよう!!アクアリウムの石組みレイアウトのコツ
アクアリウムで使う石って種類が多いよね!!
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アクアリウムで使う石って種類が多いよね!!
それぞれに特徴があるんだよ!!
「水槽のレイアウトに石を使いたい!!でも、種類が多すぎてどれを選んで良いかわからない。」そんな方も多いのではないでしょうか?
この記事ではアクアリウムで使う石の選び方やおすすめの石の種類を6つご紹介します。
石を選ぶ時は自分がどんな水景を作りたいのかをイメージしておく事がコツで、それに合う石を選ぶようにしましょう。
石を加工する方法や接着する方法、さらに水槽に入れてはいけない石についても解説しますよ。
石組みレイアウトのコツについては別記事で詳しくご紹介していますので、そちらを読んでみてください。
それではいってみましょう。
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それではまず水槽のレイアウトの素材として石を使うメリットについてザッと解説します。
水槽のレイアウトの素材の中でも石は存在感があり、ダイナミックな感じを演出する素材。
アクアリウムで使う石の種類はとても多く、見た目も印象も異なります。
大きさの違う石を使う事で遠近感を生み出す事も出来ますし、組みあげたりする事で魚達の隠れ家を作れたりします。
硬い質感を持つ素材でとても自由度が高いアイテムなので、水槽のレイアウトにはとても良いアイテムになります。
ただ、水質に影響を及ぼすので、その点は注意が必要です。
アクアリウムで使われる石はとても種類が多く、質感や色合いなども様々でそれぞれに特徴があります。
ここでは手に入れやすく使いやすいおすすめの石で手に入れやすい石を6つご紹介します。
その名の通り、火山の噴火で流れ出た溶岩が固まった石。
つまりマグマが固まってできた石なんです。
ゴツゴツした質感が特徴的で、多孔質なのでバクテリアが棲みつきやすいというメリットがあります。
アクアリウムで使われる石の中でも人気のある石で、産地によって差はありますが、水質への影響がほとんどない為、扱いやすい石です。
表面の形状から積み上げやすいというメリットもあります。
ただ、熱帯魚がぶつかった時に怪我をする可能性があるので注意が必要です。
これもとても人気がありアクアリウムでは定番の石です。
水質への影響が少なく使いやすい石で水草やコケを活着させたりするととても映えます。
山岳風のレイアウトなどで使われる事も多く、岩肌を削ったようなゴツゴツした質感が特徴的で自然を演出したい場合におすすめです。
龍王石は青龍石(せいりゅうせき)や青華石(せいかせき)なでいろいろな呼び名がある石で石組みレイアウトでは有名な種類の石になります。
青みがかった灰色でゴツゴツしていて白い筋が入っているのが特徴的です。
水質に与える影響が大きい石なので、どちらかというと上級者向けの石。
けっこう値段が高いので高価な石でもあります。
木化石は文字の通り木の化石です。
古い樹木が長い年月をかけて化石になったもので、別名『珪化木(けいかぼく)』。
木を思わせる茶色っぽい色をしていて白い筋が入っています。
座りがよく、高さがあるので遠近感を出しやすい石です。
元が樹木なので水質への影響はほぼありません。
赤みがかった種類の石もあり、赤木化石や紅木化石と呼ばれています。
気孔石は名前の通りたくさんの穴が開いている石で、黄虎石(おうこせき)や蜂炎石(ほうえんせき)とも呼ばれます。
茶色を中心とした色合いが特徴的で、流木との相性がとても良いのですが、柔らかいので洗うのが大変な石としても有名です。
独特のくぼみが小型のシュリンプの隠れ形になる為、エビ水槽に導入される事の多い石です。
水質への影響が大きいくpHや硬度が急激に上昇する事がある為、注意が必要です。
輝板石は薄い板のような形をした石で、造形物のようなレイアウトを作るのに最適な石です。
明るめの灰色をしていて板状の形をしている為、積み重ねるだけで迫力のあるレイアウトを作る事が出来ます。
古代遺跡のような雰囲気を出したり、アーチ状にしたりなどさまざまなレイアウトが楽しめる石でもあります。
水槽に使う石って種類がいっぱいあるよね!!
何を基準に選んだら良いの?
石にはそれぞれにいろんな特徴があります。
水槽に入れる石を選ぶ時のコツには以下のようなものがあります。
まず石を購入する前にやっておいてほしいのが、ある程度どういった風景のものを作りたいのかイメージをしておく事です。
イメージが出来ていれば、どんな石が必要なのかも決まってくると思います。
水槽に使う石ですが1レイアウトにつき1種類にしましょう。
複数使ってはいけないという訳ではありませんが、バランスを取るのが難しかったり、水質に及ぼす影響も考えたら統一した方が良いです。
次に色を考えて選びましょう。
石は種類によって色が違いますし、同じ種類であっても微妙に違っていたりします。
自分のイメージしているものに合う色の石を選びましょう。
ここで気を付けてほしいのが、石は濡れると若干色味が変わるという事です。
選ぶ時は乾いた石を見ていると思いますので、濡れた時の事も考えてイメージと合うものを選びましょう。
あとはあとは形や大きさがイメージしているものと合っているか考えて選ぶようにしましょう。
購入してきた石をそのまま水槽に入れても良いですが、加工して使うというのも一つの手です。
石の加工には基本的に『割る』と『くっつける』の2つがあります。
道具さえあれば簡単に出来ますので、チャレンジしてみてください。
割る場合は、かなづちやノミなどを使って割りましょう。
ちなみに私はマイナスドライバーをあてて、かなづちで叩いて割ったりします。
接着する場合は石を接着できる接着剤を使いましょう。
瞬間接着剤だとすぐ固まるのでおすすめです。
動いたり隙間があったりで接着しにくい場合は、テープや釣り糸などを仮止めしてから接着したり、隙間にティッシュなどを詰めてからそこに接着剤を流し込むと良いでしょう。
石を選ぶとは底床との組み合わせも考えましょう。
底床とは水槽の下に敷く砂や砂利の事を言います。
底床にもさまざまな色のものがあります。
砂のような色のようなものもあれば、黒い底床もあります。
石と底床は同色系統の色を選ぶと馴染みやすくなります。
底床の色合いと石の色合いが想像出来れば、イメージを作りやすいと思います。
水槽に入れる事をおすすめしない石があります。
まずは拾ってきた石です。
絶対いけないという訳ではありませんが、実はけっこう危険だったりします。
有害な微生物が付いていたりする場合がありますし、農薬などの有害物質が付いている事もあります。
さらに、自然界では問題なくても、水槽のような小さな空間では悪影響を及ぼす事があります。
もし拾った石を使いたい場合はたわしなどでこすって、さらに煮沸するなどしっかりと処理をしてから使うようにしましょう。
さらに白系の石も使わない方が良いです。
特に熱帯魚を飼育している水槽に石を入れる場合、白系の石はカリウムが溶け出して水質が変わる可能性があります。
急激な水質の変化が起きてしまうと熱帯魚が体調を崩してしまう可能性もありますし、最悪死んでしまう事もありますので、注意しましょう。
いかがでしたか?
今回は水槽に使う石についてご紹介しました。
水槽に石を入れる場合は、水質に影響を与える可能性がある事を頭に入れておいてください。
石を選ぶ時は頭の中にあらかじめどういう水景にしたいのかを考え、イメージをしておくのがコツです。
イメージが出来ていれば、石の色や大きさも決まってくるので選びやすいと思います。
基本的に1つの水槽は1種類の石で統一しましょう。
購入してきた石をそのまま使っても良いですが、道具があれば簡単に加工も出来るのでチャレンジしてみてください。
長くなってしまうので割愛しましたが、石組みレイアウトのコツについては別記事で詳しくご紹介していますので読んでみてください。
おすすめの石を6つご紹介しましたが、これだけしかない訳ではありません。
迷った場合はおすすめの石を使ってみてください。