水草レイアウトの基本!!前景・中景・後景とは?オススメの水草は?
活着水草のメリット・デメリット!!おすすめの水草は?
6分
活着水草とは流木や石に根づいて成長し続ける種類の水草です。
活着水草をレイアウトとして入れるだけで、グッと自然感が出ます。
活着する性質の水草は育成しやすい種類が多いので、初心者の方にもとてもおすすめです。
今回は活着水草のメリット・デメリット、さらに石や流木への活着のさせ方などご紹介します。
もちろん、おすすめの活着水草もご紹介しますよ。
どうぞご覧ください。
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活着水草とは?
活着水草をレイアウトに入れるだけで、とても自然な感じを演出してくれます。
活着とは水草が流木や石に根づいてくれる事で、糸などで根を抑えて水草を活着させます。
活着させてしまえば、あとはポンと置くだけで良いのでとても簡単です。
水草やコケなどを活着させて使う事もあります。
活着のさせ方
ここでは水草の活着のさせ方をご紹介します。
活着させる場合は活着させる流木や石、ビニールタイや釣り糸、あとハサミが必要となりますので、準備しておきましょう。
結束バンドなども意外と使えるので、ビニールタイや釣り糸の代わりに準備しておきましょう。
まず購入してきた水草をポットから外し、ウールなどを取りましょう。
付着しているウールなどを取ると右の図のようになります。
まずは伸びている根をカットしてください。
傷んでいる葉や色がおかしい葉はカットしてください。
この時成長方向の新芽をカットしないように注意してください。
あとはビニールタイや釣り糸などで流木や石に巻き付けます。
この時きつく巻き付けすぎると根茎を傷めてしまいますので、注意してください。
巻き付ける時は成長した時にはみ出さないように成長方向に気をつけてください。
あとは3~4週間して根づいたらビニールタイや釣り糸を外してください。
トリミング
水草が成長し、伸びてきたらレイアウトが崩れてしまうので、トリミングをしましょう。
レイアウトに合わせていらない葉を切ったり、コケが生えたり、枯れてしまった葉などを根元から切ってください。
その時に茎を傷付けてしまわないように注意しましょう。
大きな葉を切って小さな葉を密集させて生い茂らせる事も出来ます。
活着水草のメリット
活着水草のメリットは活着させてしまえば、あとは置くだけなので簡単です。
他の水草と違い植えたりする作業がありませんので、設置するだけでレイアウトが出来てしまいます。
石や流木などに活着させたものも販売されているので、手軽で便利です。
活着水草は成長が遅いものが多いので、トリミング作業がそこまで大変ではないです。
さらに水槽から取り出すという事も出来てしまうので、トリミングがとても楽です。
活着水草のデメリット
デメリットは活着させる為の作業がちょっと面倒です。
石や流木に巻いたりしないといけないので、準備段階が他の水草に比べても面倒かもしれません。
あと活着してしまったら外すのがとても困難です。
無理に外そうとすると根や茎などを傷めてしまって弱らせてしまう事になります。
おすすめの活着水草は?
ここではおすすめの活着水草を4つご紹介します。
アヌビアス・ナナ
活着水草と言えばこのアヌビアス・ナナを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
水草の入門種としても代表的で、活着性を持っています。
CO2の添加も強い光も必要なく、とても育成しやすい為おすすめです。
ミクロソリウム・プテロプス
活着水草の中でもとても丈夫な種類なので初心者におすすめです。
活着性が強い為、石や流木など様々なアイテムに活着させる事が出来ます。
ハイグロフィラ・ピンナティフィダ
アヌビアス・ナナと並ぶ代表的な水草のハイグロフィラの中でも、ピンナティフィダは活着性を持ちます。
CO2の添加も強い光がなくても十分育つ為おすすめです。
ボルビティス・ヒュディロティ
透明感のある緑色の葉がとても魅力的な水草です。
成長が遅いので、活着させるのにも結構時間がかかりますが、落ち着いた雰囲気を演出してくれる水草です。
水面まで葉が伸びると水上葉を展開するので、アクアテラリウムなどでよく使われます。
最近はこんな便利なものが!?
活着させる場合、私はよく結束バンドを使ったりするのですが、最近はなんと水草用の接着剤というものが販売されています。
私はこれを見た時衝撃を受けてしまい、すぐ買ってしまいました。
結束バンドなどで巻きつけなくても、接着剤でくっつけてしまえば簡単です。
付けた接着剤の部分が白く固まるので、付け方や付けすぎに注意必要です。
とても簡単ですし、白く固まった部分は水草が成長してしまえば、あまり気になりません。
昔はこんなものなかったのに、便利な時代になりましたね。
活着水草を育てるコツは?
活着水草を育成する時はエビやオトシンクルスなどを一緒に飼育するのがおすすめです。
活着水草は成長が遅いものが多くので、放っておくとすぐコケが生えて枯れてしまいます。
その為、コケ対策が重要になってきます。
さらに、活着させた流木や石の溝にゴミや汚れが溜まりやすいです。
これらを掃除などで取るのは結構大変です。
そこでエビやオトシンクルスなどの生体を一緒に飼育して、コケや汚れを取ってもらいましょう。
まとめ
いかがでしたか?
今回は活着水草についてご紹介しました。
今までの水草と違い、活着させるという作業が必要な為、少し面倒な面もあります。
水草を石や流木に巻き付けなければいけませんが、最近は接着剤という便利なものが売っているので使っても良いかもしれません。
活着されたものも販売されていますし、活着させてしまえばあとは設置するだけなのでとても簡単です。
活着水草はコケ対策が必要になりますし、ゴミや汚れが溜まりやすいので、お掃除してくれる生体を一緒に飼育するようにしましょう。
活着水草は丈夫で育成しやすい種類が多いので、初心者の方にもおすすめです。
ぜひ、挑戦してみてください。