水草レイアウトの基本!!前景・中景・後景とは?オススメの水草は?
水草水槽のコケ・モスの育て方と失敗しない活着のさせ方
5分
コケと言ったらアクアリウムでは厄介者だったりするのですが、実は観賞用のコケもあってレイアウトには欠かせない存在だったりするんですよ。
この記事では水草水槽のレイアウトに欠かせないコケ・モス類の育て方と失敗しない活着のさせ方についてご紹介します。
実はコケ・モス類って結構種類が多いんですよ。
そこでおすすめのコケ・モス類もご紹介します。
どうぞご覧ください。
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コケ・モス類とは?
コケ・モス類は水草水槽にレイアウトとしてよく用いられるコケの事です。
水槽の厄介者とされるコケとは違って、観賞用として用いられるコケになります。
厄介者の方はコケと呼ばれますが、観賞用の方は一般的にはモスと呼ばれる事の方が多いのです。
そんなモスですが、実は種類がとても多いです。
明るい緑色の種類や幾何学的な三角形の形を作るもの、可愛い丸っこい形のものなど本当に多種多様。
モスは水草レイアウトにとてもよく使用される素材で、石や流木などに活着(根づかせて成長させる事)させて使う事が多いです。
活着のさせ方
モスを石や流木に活着させたいと思っても、失敗してしまったという事はよくあります。
アクアリウム歴が長いと日常的な作業になるのですが、初心者の方はどうしたら良いか分かりませんよね?
ここでは失敗しないモスの活着のさせ方をご紹介します。
活着させる場合は活着させる流木や石、ハサミ、ボウルやタッパー、糸が必要になりますので、準備しておいてください。
ピンセットなどもあると便利かも知れません。
まず購入してきたモスをボウルやタッパーに入れて、水を張ってください。
水を入れると作業しやすくなります。
目で見て枯れているものや混合物があれば取り除いてください。
次にハサミで細かく刻みましょう。
細かく刻んであげる事で成長が促進され、活着させやすくなります。
次に石や流木に乗せていきましょう。
この時ピンセットなどを使うと乗せやすくなります。
ポイントはモスが重ならないように等間隔で乗せてあげる事です。
重なってしまうと光が当らなくなるので、枯れてしまう恐れがあります。
あとは糸で巻きつけていきましょう。
3~5cm間隔でグルグル巻きにしてください。
最初は糸が目立ちますが、モスが成長してくると見えなくなってきます。
育て方
ここでは巻きつけた後の育て方についてご紹介します。
モスを巻きつけてから数週間経つと新しい芽が少しずつ伸びてきます。
伸びてきたらトリミングをしてあげましょう。
活着させた石や流木が取り出せる場合は水槽から取り出します。
取り出したらバケツなどの容器に水を張って、その中でカットしましょう。
モスが成長すると光が当らなくなってしまった根元部分が枯れてしまい、剥がれてしまう場合があります。
その為、トリミングする時は結構ギリギリまでカットしても問題はありません。
カットし終わったら、バケツに新しい水を張って、軽くすすいで水槽に戻しましょう。
モスはトリミングを繰り返す事で密集させる事が出来るので、伸びたらどんどんカットしましょう。
水槽から出して行うのには理由があって、水槽内でカットするとカットしたモスが底床に落ち、そこで成長してしまう事があるからです。
そうなると、意図しない場所にモスが活着し育ってしまう事になります。
おすすめのコケ・モス類は?
ここではおすすめのコケ・モス類を4つご紹介します。
ウィローモス
最も一般的で人気のあるモスです。
別名はクロカワゴケ。
育成もとても簡単で、活着力もある為、初心者にもおすすめです。
南米ウィローモス
ウィローモスと並ぶモスの2トップの一角で、別名はジャワモス。
先端が三角形のように整っているのが特徴的で、活着力は弱く、溶けてなくなりやすいです。
フレイムモス(フレームモス)
フレイムとは炎の事で、光に向ってねじれながら立ち上がる姿が炎のようなモスです。
活着力は弱いので、注意が必要ですが、光に向って成長していくその特徴を抑えれば育てやすいです。
ウォータフェザー
ひとつひとつの葉がフサフサとしており、成長するとボリューム感があり、全体的に丸っこい形になるとても可愛いモスです。
CO2の添加や光量が必要になる為、難易度は少し高いです。
コケ・モス類を育てるコツは?
基本的にモスを育てるのは簡単です。
CO2の添加もしなくても育ちますし、強い光も必要としない種類が多いです。
気をつける点は水温です。
水温にもそこまでうるさくないのですが、水温が下がりすぎると成長が遅くなり枯れる事があります。
その為、水温は20~28℃ぐらいをキープするようにしましょう。
モスは伸びたらどんどんトリミングしていった方が良いです。
トリミングを繰り返す事によって、モスが密集してきて良い感じになります。
CO2を添加してあげるととてもよく育つので、一度やってみても良いかもしれません。
まとめ
いかがでしたか?
今回はコケ・モス類についてご紹介しました。
活着して使う事が多いモスですが、意外と活着で失敗したという声を聞きます。
活着させる時のポイントはとにかく重ならないように置いていく事です。
光が当らない部分があるとそこが枯れてしまいます。
活着させた後はこまめにトリミングをするようにしてください。
モスはトリミングする事で成長が促進されて密集してきますし、成長した部分をそのままにしておくと、重なってしまった部分に光が当らなくなってしまいます。
モスは基本的にCO2の添加も必要ないですし、強い光も必要ありませんので、とても育てやすいです。
ぜひ、挑戦してみてください。