【やり過ぎ注意!!】熱帯魚の餌の頻度や量はどれくらい?
最近飼育している熱帯魚のお腹がパンパンで丸々と太っちゃったんだよね。
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最近飼育している熱帯魚のお腹がパンパンで丸々と太っちゃったんだよね。
前まではあんなにスッキリしていたのに・・・。
熱帯魚を長く飼育しているとこんな経験があるのではないでしょうか?
私達もそうですが、熱帯魚にとっても太り過ぎはよくありません。
今回は熱帯魚の太ってしまった時のダイエット法、さらに太りすぎの危険性と原因についてご紹介します。
太りすぎは結構危険なので、もし太ってしまったら餌の量を減らし、運動をさせるようにしましょう。
実は熱帯魚もダイエットさせる事が出来るんですよ。
それではいってみましょう。
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ある日気付いたら熱帯魚のお腹が大きく膨らんでいて、ぷっくら丸々と太ってる!?
熱帯魚を長く飼育している方は経験があるのではないでしょうか?
熱帯魚は脂肪細胞が少ない生き物ですが、人間と同じように肥満になってしまう事があります。
熱帯魚が肥満になると魚の体型が崩れてしまうので、見た目がよくありません。
「魚がただ大きくなるだけでしょ。」と思われる方もおられると思いますが、本当にそれだけでしょうか?
私達に人間にとって肥満はただ大きくなるだけではありませんよね?
熱帯魚だって一緒なんです。
熱帯魚の太りすぎのデメリットはもっと深刻です。内臓脂肪の蓄積によって、生殖器が未発達になってしまう事もあり、繁殖が難しくなってしまいます。
熱帯魚の肥満を放っておくと、体が重くなっていき、思うように泳げなくなってしまいます。
さらに様々な病気を引き起こし、最悪命を落としてしまう事だってない訳ではありません。
熱帯魚の太りすぎはけっこう危険です。
えっ!?でも、熱帯魚が丸々と太ってしまったらどうしたらいいの!?
ダイエットしたらいいよ!!
えっ!?熱帯魚のダイエット?そんな事出来るの?
熱帯魚のダイエットと聞いてビックリした方もおられるのではないでしょうか?
実際に私もやった事ありますので断言できますが、熱帯魚のダイエットは可能です。
もし熱帯魚が肥満になってしまったら、すぐにダイエットを始めましょう。
太りすぎと聞いてまず思い浮かべるのは餌なのではないでしょうか?
その通りで餌を食べすぎて太ってしまった可能性が高いです。
熱帯魚には満腹中枢がないとも言われているので、餌をあげればあげた分食べます。
つまり、熱帯魚は自分で量を調節する事ができないんです。
その為、飼い主であるあなたが餌の量を管理してあげる必要があります。
熱帯魚が太ってしまったらまず餌の量を減らしましょう。
1日ぐらい餌を食べなくても全然生きていけますし、私達が思っているほどたくさんの餌を熱帯魚は必要としません。
種類にもよりますが、数日餌を食べなくても全然大丈夫です。
餌やりの注意点などは別記事で詳しくご紹介しているので、参考にしてください。
私達もそうですが、運動量を増やす事で熱帯魚もダイエットに繋がります。
でも、私達みたいに筋トレしたりなんて事は当然ですが出来ませんよね。
熱帯魚達にとっての運動とは泳ぐ事です。
たくさん泳がせる事でダイエットに繋がります。
でも、自由気ままに泳いでいる熱帯魚達をたくさん泳がせるなんて事出来るの?と思いますよね?
結論を言うと意図的にたくさん泳がせる事は出来ます。
まずは水温を適正範囲内で高めに設定してあげてください。
水温が低いと動きが鈍くなり、じっとしている事が多くなります。
これは鬼のようなやり方ですが、水流を強くして強制的に泳がせるという手もあります。
さらに私が飼育してみての気付いた方法ですが、よく動き回る生体を一緒に泳がせるとつられてよく泳ぐようになります。
私の水槽のひとつでは、グローライトテトラとレッドテトラの群れが水槽の奥の方でじっとしていました。
そこにコケ取り生体としてよく泳ぎまわるサイアミーズ・フライングフォックスを入れました。
すると、つられてよく泳ぐようになりましたし、前に出てくるようになりました。
別に追いかけられて泳いでいる感じではなく、群れで泳ぎ回るようになりました。
良かったら試してみてください。
餌の量をセーブしても太ってしまう個体は出てくると思います。
この場合、太ってしまっている個体だけが餌をいっぱい食べている可能性があります。
餌をあげて熱帯魚達の様子をよく観察してみてください。
餌をよく食べる子とあまり食べない子がいる事が分かるはずです。
これは魚自体の個性の問題なので、特に気にする事はありません。
しかし、太っている個体がいる場合、その子が他の子の分の餌まで食べている可能性があります。
他のペットと違って、熱帯魚は特定の魚だけ餌をセーブするという事は同じ水槽で飼っている以上出来ません。
太っている個体だけを隔離して別に餌をあげる事で餌の量をセーブしましょう。
熱帯魚が太りすぎ・肥満の原因は基本的に私達と同じです。
当然ですが、熱帯魚も餌をいっぱい食べれば太ってしまいます。
可愛いから1日に何度も餌をあげたくなりますし、食べるからたくさんあげると食べ過ぎて肥満になってしまいます。
水槽に近づくと前に出てきて、餌を欲しそうに口をパクパクさせたり、上を気にしたりするので、つい餌をあげたくなってしまう気持ちはよくわかります。
しかし、覚えて欲しい事は熱帯魚達は餌を与えられたら、与えられただけ食べます。
食欲をセーブする事も出来ませんし、自分にちょうど良い量を調節して食べるという事も出来ません。
あればある分だけ食べるんです。
餌の与えすぎにメリットはないので、注意してください。
これも私達と同じで運動しないと太ってしまいます。
熱帯魚にとって運動とは泳ぐ事です。
泳ぎ回るタイプの魚もいれば、あまり泳がないタイプの熱帯魚もいます。
必ずしも泳ぎ回らなければいけない訳ではありませんが、適度な運動は必要です。
しかし、太ってしまっているのであれば、運動不足が原因という事も考えられます。
熱帯魚も私達を同じって事ね!!
『熱帯魚が太っている=肥満』というわけではありません。
実は太って見える事が必ずしも悪い事とは限りません。
妊娠した事によってお腹が膨らんでいる可能性があります。
もし妊娠なら、自然な事なので特に問題はありませんし、出産をすれば元もお腹に戻ります。
消化不良による便秘でもお腹が膨らんで太って見える事があります。
お腹が膨らんでいる熱帯魚がちゃんと糞をしているかをよく観察しましょう。
隔離してあげると糞をしているかもわかりやすいですし、糞の状態もわかりやすいです。
太って見える原因として最も注意してほしいのが病気です。
実際は肥満よりこちらの方が怖いのです。
エロモナス菌という菌に感染する事でお腹がパンパンに膨らんでしまう腹水病という病気があります。
もし腹水病ならとても危険ですので、とにかくすぐに治療してください。
実際のところ妊娠なのか?肥満なのか?腹水病なのか?見分けるのはとても難しいです。
もし腹水病ならお腹がパンパン以外にも何らかの症状が出ている可能性があります。
鱗(うろこ)が逆立っているとか、目が飛び出ているとか。
腹水病については別記事で詳しくご紹介していますので、参考にしてください。
絶対に太らせずに飼育するというのは無理です。
しかし、次の2点を注意すれば、ある程度は防げます。
熱帯魚はそんなに餌を必要としないので、少ないかなぐらいがちょうど良いです。
水温ですが、低いと熱帯魚達はあまり泳がずにじっとするようになります。
その為、水温をある程度管理してあげる事が太りすぎの予防につながります。
いかがでしたか?
熱帯魚も人間と同じように太りすぎは良くありません。
見た目の問題もありますが、もっと深刻なデメリットがあります。
熱帯魚は餌を与えられたら、与えられただけ食べます。
その為、餌については飼育者のあなたがしっかりと管理してあげる必要があります。
しっかり管理しても必ず太ってしまう個体は出てくると思いますので、太ってしまったら心を鬼にしてダイエットさせる事も大切です。
可愛いからこそ長生きしてもらう為に太ってしまったらダイエットをさせましょう。