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水草に適した照明!!照明の種類と照射時間
4分
水草の育成を成功させるうえで重要な事は『光・水・二酸化炭素(CO2)』の3つです。
その中の水・CO2に関係してくるフィルターについてご紹介します。
水草の育成を成功させる為にはどんな点に注意してフィルターを選べば良いのでしょうか?
どうぞご覧ください。
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水草を育成する為のフィルター選びについてご紹介する前に、CO2の特徴についてご紹介します。
植物が光合成を行う為には、CO2が必要です。
それは水草でも一緒で水中に溶け込んでいるCO2を吸い、光合成を行います。
CO2は水に溶け込みやすく、抜けやすいという性質を持っています。
水草を育成する為には十分なCO2を確保してあげる事が必要になってきます。
その為には、水中からCO2が抜けにくい状態でなければいけません。
それでは、どうしたらCO2は水から抜けるのでしょうか?
実はCO2というのは、水を撹拌(かくはん)させると水中から簡単に抜けてしまいます。
つまり、水面を波立たせたり、水流が強かったり、エアストーンなどでブクブクするとCO2は水中から抜けてしまいます。
フィルターは水を汚れにくくする為の装置です。
一見あまり関係なさそうに見えますが、水草を元気に育てる為にはこのフィルター選びが重要になってきます。
フィルターといっても様々なタイプのものがありますよね。
もちろん、水草の育成には向いているフィルターと向いていないフィルターの種類があります。
向いていないフィルターを使用していると水草がなかなか育たないです。
水草を育成する為にフィルターに求められる事とは何でしょうか?
水草育成に向いているか向いていないかのポイントとなるのは、CO2が抜けにくいかどうかです。
それではどのタイプのフィルターが水草の育成に向いているのでしょうか?
結論から言うと外部フィルターが最も水草育成に抜いているフィルターです。
その理由について詳しく見ていきましょう。
まず、水草育成をする上でフィルターに求められるのは、水を撹拌しないという事です。
水を撹拌させてしまうとCO2は簡単に水から抜けてしまいます。
その為、水面を波立たせたり、空気を含んだりしないフィルターを選ぶ必要があります。
CO2を逃しやすい構造を持つフィルター
上部フィルターや壁掛けフィルター、投げ込み式フィルターは構造上空気を含むようになっている為、あまりオススメできません。
上部フィルターや壁掛けフィルターは酸素を必要とするバクテリアの増殖を促す為に、循環中に空気と接触する仕組みになっています。
投げ込み式フィルターですが、エアポンプで稼動するタイプのものは見ても分かる通り、空気がブクブクするので論外です。
CO2を逃しにくいフィルター
底面フィルターや投げ込み式フィルターもモーターで動くタイプのものは構造上、CO2が逃げにくいです。
そして先程もご紹介した外部フィルターですが、水槽に設置されたホースから水槽外のろ過装置に水を送り、ろ過された水をホースでまた水槽に送り返して、水を循環させる構造になっています。
密閉フィルターとも呼ばれており、その循環経路で外部の空気との接触が無いので、CO2が逃げにくい構造になっています。
アクセサリーなども豊富なので、外部フィルターは水草を育成する上で最も適しているフィルターです。
いかがでしたか?
水草を育成する上では、フィルターというのは結構重要な要素です。
ポイントになるのは、CO2が逃げにくいかどうかです。
水を撹拌させたり、空気を含んだりする構造になっているフィルターはあまり良くありません。
最も適しているフィルターは外部フィルターです。
底面フィルターや投げ込みフィルターのモーターで動くものも水草を育成する上では良いフィルターです。
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