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えっ!?違うの!?水中葉と水上葉の違いや特徴
4分
水草を育てるうえで必要になってくる底床。
底床とは、水槽の下の方に敷く砂利や砂などの事です。
底床と一言で言っても、いろいろな種類があります。
ここでは水草を育てるという観点での底床の役割と選び方についてご紹介します。
ソイル以外の底床もご紹介しますよ。
どうぞご覧ください。
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『水草を育てるんならソイルでしょ。』と一般的に言われています。
確かにソイル(特に栄養系ソイル)を使用する水草に必要な栄養素が含まれているので育成が楽になるのは事実です。
しかし、ソイルが必ずしもベストな選択肢とは限りません。
ソイルに変えたらコケが大量発生したという事もよく聞きます。
ソイル以外の底床でも水草を育てる事は出来ますし、その方がうまくいく場合も多いです。
水草を育成する上で、底床に求められる事は大きく3つです。
これは熱帯魚を育てるという観点から見ても重要です。
底床は水質に変化を与える要因の一つなので考慮する必要があります。
水草の育成に適しているのは粒の大きさが2~5mmのものです。
粒が細かすぎると底床の掃除が難しく、目詰まりも起こしやすくなります。
逆に粒が大きいと水草を植えるのが難しく、根張りもうまくいきません。
底床の粒の大きさにも関係するのですが、意外に重要な項目です。
水草は根からも呼吸をします。
その為、粒と粒の間に隙間があり、多少水の流れがある事がベストです。
『水草を育てるんなら、ソイルでしょ!』と一般的に言われているので、もちろん水草を育成するのに非常に適しています。
しかし、取扱いが難しい為、初心者の方が手を出すと失敗しやすいので、初めて水草を育成する方にはあまりオススメ出来ません。
ソイルについては別記事でご説明する予定です。
ほとんどの水草はこの底床で育てる事が可能と言ってもいいでしょう。
底床としての歴史は古く、ソイル普及前は水草を育てるのに一般的な底床でした。
栄養素は無く、多孔質でもないのでバクテリアも定着しにくく、水質にも影響を与えますが、洗えるため半永久的に使用出来るというメリットがあります。
ソイルと同じ土を焼き固めたものです。
ガチガチに焼き固められている為、崩れたりしないので洗う事ができ、半永久的に使用できます。
さらに多孔質なのでバクテリアも定着しやすいです。
セラミック自体に栄養素は含まれていません。
田砂は比重が重く、きめが細かく、見た目も綺麗な底床なので水草の育成には適した底床です。
特に底床に根を張る小さな水草に非常に適しています。
いかがでしたか?
水草育成ならソイルでしょっと言われています。
確かに水草を育成するのに向いているのですが、必ずしもソイルが良いとは言えません。
ホームセンターで働いていた時も、ソイルに変えたら水槽にコケが大量発生したなどトラブルも相談された事もあります。
水草を育てるうえで重要な底床ですが、これじゃないといけないという事はありません。
どの底床メリット・デメリットがあります。
水草の育成に適していない底床でも、その短所をカバーする事が出来れば問題ないです。
ご紹介した底床なら基本的に水草の育成は可能です。
自分の目指す方向にあったものを選択してください。
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