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【熱帯魚の薬浴】病気の治療の薬浴のやり方や戻し方、注意点は?

7分

熱帯魚の薬浴治療やり方と注意点

熱帯魚を飼育していると病気は避けて通れないものです。

もし熱帯魚が病気になってしまった場合、早く発見し、早く治療してあげなければ手遅れになってしまいます。

しかし、熱帯魚の専門病院はありません。

自分で診察し、治療も自分でしなければいけません。

この記事では、熱帯魚の病気の治療に使われる薬浴のやり方や戻し方、注意点についてご紹介します。

熱帯魚が病気になってしまったら、基本的に隔離し魚病薬を使って薬浴、治ったらしっかり水合わせをしてメイン水槽に戻してください

それでは、いってみましょう。

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熱帯魚の薬浴ってなに?

熱帯魚の薬浴ってなに?

薬浴とは魚病薬といわれる薬の入った水で熱帯魚を泳がせる事です。

熱帯魚を長く飼育していると病気は必ずあります。

熱帯魚が病気になってしまった場合は、この薬浴を使って治療する事がほとんどです。

病気の症状や種類については別記事で詳しく解説していますので、ここでは割愛させていただきます。

実はこの薬浴はただ薬を入れれば良いというものではなく、やり方や戻し方など注意点がいくつもあります。

なんか難しいそうだな

難しくないよ!!でも、注意点は守らないと他の生き物に影響が出たりするんだよね!!

薬浴の為に準備するもの

それで準備するものについて解説していきます。

薬浴の為に準備するものには以下のようなものがあります。

  • 魚病薬
  • 水槽(バケツでも可)
  • ヒーター
  • エアレーション

まずは魚病薬ですが、様々な種類があり病気によって使う魚病薬が違います。

魚病薬の種類や病気ごとの使う薬は別の記事でまとめているので、そちらを参考にしてください。

薬浴ですが、基本的に病気になった魚だけを隔離して行う事が多いです。

その為、隔離用の水槽やヒーター、エアレーションなど隔離して飼育する為の道具が必要になります。

エアレーションですが、投げ込み式のフィルターのついていないものしてください。

薬浴の注意点

薬浴の注意点

薬浴を行う場合は、いくつか注意点があります。

これを守らないと他の生物に影響が出たり、薬浴自体の意味がなくなってしまいます。

それでは薬浴の注意点について見ていきましょう。

吸着ろ材は取り除く

吸着ろ材(活性炭やゼオライトなど)は必ず取り除いて下さい。

薬の成分を吸着してしまうので、薬浴の効果がなくなってしまいます。

これは意外と重要だよ!!薬入れても吸着されたら薬浴の意味がなくなっちゃうからね!!

水草は取り除く

基本的にほとんどの薬は水草を枯らせてしまいます。

投薬を行う前に水草は取り除くようにしてください。

水草に影響のない薬なども販売されていますので、その場合は基本的に取り除かなくても大丈夫です。

薬浴に弱い生体もいる

薬浴は全ての生体に有効な方法とは限りません。

薬浴に弱い生体もいるので、注意が必要です。

まず、エビ類は薬浴に弱いので薬浴は出来ません

少量の薬でも影響を受けてしまい死んでしまいます。

あとは、ナマズの仲間や古代魚の仲間なども薬浴には弱いと言われています。

その為、薬浴を行う際は薄めから徐々に濃度を上げて様子を見ていくようにしてください。

薬浴に弱い生物もいるから気をつけてね!!

熱帯魚の薬浴のやり方

薬浴の注意点

薬浴を行う際は基本的に隔離して行うようにしてください。

別の水槽を準備して、治療の対象となる熱帯魚をその水槽に移してください。

薬浴用の水槽とヒーターを常備していると良いのですが、ない場合は虫を飼育する用のプラケースは意外と使えるので、これぐらいは常備しておきましょう。

基本的にフィルターは薬浴の意味がなくなってしまうので使用せず、エアレーションをしてあげるようにしてください。

熱帯魚を別水槽に移したら、薬を入れていきます

病気によって使う薬も変わってきます。

薬を多く入れたら早く治るというわけではないので、必ず規定の量を入れてください

薬によっては、日光の光によって効果が非常に薄れてしまうものもありますので、薬浴をするときは日光を遮るようにしましょう。

病気の魚は弱っていますので、水温の管理などはしっかりしてあげる事が重要です。

薬浴期間中のお世話

薬浴期間中のお世話

薬浴は基本的に病気が治るまで行うので、その期間やお世話について解説します。

薬浴の期間

薬浴を終了するのは熱帯魚の病気が完治した時になります。

薬浴の期間は少なくても1週間ぐらいと考えてください。

薬浴をすると2~3日で確かに症状は良くなるかもしれませんが、治ったという訳ではありません。

この状態で薬浴をやめてしまうと、再発してしまう可能性も高いです。

その為、1週間以上は薬浴をするようにしてください。

薬浴中の水換え

薬浴中はフィルターをつけない為、水質がどんどん悪くなります。

その為、3日に1回ぐらい水槽の3分の1程度を水換えするようにしてください。

3分の1程度ですが、気持ち少なめに行うようにしましょう。

薬浴を行っている魚は当然ですが、病気で弱っています。

出来る限り負担にならないように様子を見ながら、水換えをするようにしてください。

水換えをすると当然薬の濃度は低くなるので、水換えした水の量に応じて薬を入れてあげましょう。

薬浴中の餌はどうするの?

薬浴中はフィルターがついていませんので、水質が悪化しやすくなっています。

その為、餌はあげないのが基本です。

しかし、餌を全く与えないと餓死してしまいます。

病気で衰弱していますし、体力を消耗していますので、薬浴中の餌は3日に1回、少量を与えるようにしてください。

全く食べないようなら、水が汚れるので与えない方が良いです。

様子を見ながら、餓死しないように少し餌をあげるようにしましょう。

元気がないからあまり食べないかも!!あげすぎは禁物だよ!!

薬浴の終わらせ方

薬浴の終わらせ方

魚が元気になったら、元の水槽に戻してあげましょう。

この時、いきなり元の水槽に戻してはいけません

まず、薬浴している水を3分の2を捨てて、元の水槽の水を数回に分けて足していきます。

これを2回程度繰り返してから、薬浴していた水ごと魚を元の水槽に戻します。

私は点滴を使って元の水槽の水を入れていき、2時間ぐらいかけて水合わせをし、次の日も同じ事をした後、魚だけをメイン水槽に戻します。

薬浴から戻す時も、水を合わせてあげるという作業が必要になります

基本的に1日でやる訳ではなく、2回目は次の日にするようにして、とにかく時間をかけてゆっくり行いましょう。

メイン水槽には薬は入れない!?

メイン水槽には薬は入れない!?

病気の薬浴治療は基本的に対象の魚を隔離して行います

なんで隔離するの?と思われる方も多いのではないでしょうか?

メイン水槽に薬を入れない理由は、バクテリアです。

実は飼育を水槽には熱帯魚だけでなく、生物ろ過を司るバクテリアも生息しています。

飼育水槽でもあるメイン水槽に薬を入れるとバクテリアを死滅させる結果になってしまいます

水草に影響はないと書かれていてもバクテリアには影響が出る場合がほとんどです。

バクテリアが死んでしまうと、水質の悪化しやすくなってしまうので、隔離した方が良いです。

これは病気によるんだよね!!私の場合、白点病などはメイン水槽ごと薬浴するよ!!

隔離水槽のセッティング

メイン水槽には薬は入れない!?

病気の熱帯魚を隔離する水槽ですが、最低限の設備があれば十分です。

まず水槽ですが、病気の熱帯魚だけが泳ぐので、そんなに大きなものでなくても大丈夫です。

あとは温度が上下すると熱帯魚に負担がかかりますし、冬は熱帯魚が生きていける温度ではないので、ヒーターを設置してあげてください。

薬浴を行う場合、フィルターを設置しません

フィルターを設置しないと水が循環しませんし、熱帯魚が酸欠に陥りやすい環境になりますので、必ずエアレーションをするようにしてください。

隔離水槽にはヒーターとエアレーションだけ設置すると覚えてね!!

薬浴のコツ

薬浴の注意点

水温を上げると効果的!?

病気によっては水温を上げる事で薬の効果が上がるものもあります

病原菌や寄生虫によっては水温を上げてやるだけで弱ってしまうものもいます。

しかし、熱帯魚も急激な水温変化には弱いので、水温を上げる場合は一気に上げるのではなく、1日ぐらいかけて徐々に上げてください。

中途半端な薬浴はしない?

病気になりそうだからちょっとだけ薬入れておこう!!

そんなことしちゃダメだよ!!薬浴が逆効果になちゃうよ!!

あなたはちょっとだけ薬を入れておくみたいな薬浴していませんか?

中途半端に魚病薬を使って薬浴すると、菌や寄生虫が耐性を持ってしまうので逆効果です

その為、薬浴を行う際は中途半端ではなく、病気の源を倒しきるつもりで行ってください

少ない量や少ない時間で薬浴すると、その分菌や寄生虫へのダメージも少なくなります。

菌や寄生虫が耐性を持ってしまうと、病気を治すのが難しくなってしまいますので、中途半端な薬浴はやめましょう。

こんなやり方もある!?

こんなやり方もある!?

これは熱帯魚ショップのおじさんに教えてもらった薬浴の方法です。

水槽ごと薬浴する事になりますし、賛否両論ありそうな方法ですので、参考程度にしてください。

  1. 水槽ごと薬浴するので、水草などは取り除いておいてください。
  2. まず、バケツなどの少し小さめの容器に水槽から飼育水を移します。
  3. その容器に薬(薬の濃度は濃い目)を入れます。
  4. その中に病気の熱帯魚を入れて、2~3分様子を見てください。
  5. 2~3分経ったら、薬の入った水ごと熱帯魚を水槽に戻してください。
  6. その後は様子を見ながら、薬浴を行ってください。

私も聞いた時は「そんな濃い薬の中に魚を入れて大丈夫?」と思いました。

その時私の水槽は魚達が次々とエロモナス病を発症し死んでいく状態で、薬浴しても効果がない状態でした。

ダメもとでこの方法を試してみると、なんとエロモナス病が収まり、魚達が元気になりました

エロモナス病やカラムナリス病などに効果のある方法で、白点病などにはあまり効果がないようです。

この方法は初耳でしたし、本当にこんな事しても大丈夫なのか定かではありません。

しかし、この方法でエロモナス病の熱帯魚が完治したのは事実なので、薬浴の方法としてはありなのかなっと思いました。

まとめ

いかがでしたか?

薬浴をする場合は基本的に隔離して行うようにしてください。

期間は少なくとも1週間程度で、最低限の設備の隔離水槽を用意して病気の魚を隔離して薬浴を行ってください。

最低限の設備ですが、フィルターは使用せず、エアレーションをするようにしてください。

餌に関してはあげないのが基本ですが、餓死してしまわないように様子を見ながら少量をあげましょう。

中途半端な薬浴は逆効果です。

薬浴を行う場合は菌や寄生虫を倒しきるつもりで薬浴を行いましょう。

薬浴が終わったらゆっくり時間をかけて水合わせをし、元の水槽に戻してください。

熱帯魚の病気は早期発見、早期治療が大切ですが、病気にならないようにする事が最も大切です。

日頃のメンテナンスや魚の状態に気を配りましょう。

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